「髪の保湿ケア方法は?」
髪の保湿ケアで重要なのは、37~39℃のぬるま湯での洗髪、髪質に合った高保湿シャンプーの使用です。
さらに、バスタイム後の丁寧なタオルドライ、洗い流さないトリートメントの活用、適切な温度でのドライヤー使用も欠かせません。
今回は、「入浴時におすすめの髪の保湿ケア」や「外出前・外出中にできる保湿対策」「美容院で受けられる専門的なケア」などについて詳しく解説していきます。
髪の乾燥やパサつきに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
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入浴時におすすめの髪の保湿ケア

入浴時におすすめの髪の保湿ケアは、以下の通りです。
- 37~39℃のぬるま湯を使用して髪と頭皮を洗う
- 髪質に合った高保湿シャンプーで洗う
- トリートメントをつけたまま髪をまとめ、3分放置する
それぞれの保湿ケア方法について解説していきます。
37~39℃のぬるま湯を使用して髪と頭皮を洗う
37~39℃のぬるま湯で髪と頭皮を洗うことは、髪の潤いを保つ効果的な方法です。
40℃以上の熱いお湯は頭皮の必要な皮脂まで洗い流してしまい、乾燥を引き起こします。
一方で、37℃より低い温度では汚れが十分に落とせません。
体温より少し高く「熱い」と感じない37~39℃の温度が、適度な洗浄力を保ちながら頭皮の潤いを守るベストバランスなのです。
髪質に合った高保湿シャンプーで洗う
入浴時の髪の保湿ケアには、自分の髪質に合った高保湿シャンプーを選ぶことが大切です。
髪質 | おすすめシャンプー成分 | 期待できる効果 |
---|---|---|
乾燥毛・ パサつき髪 | アミノ酸系 洗浄成分配合 | 髪にうるおいを与える |
くせ毛・ うねり髪 | ベタイン系 +保湿成分 | 髪をしなやかにする |
ダメージ ヘア | 補修成分 +高保湿成分 | 裂毛・切毛・枝毛を防ぐ |
髪の乾燥やパサつきが気になる方には、高保湿成分を含んだシャンプーが効果的とされています。
アミノ酸系やベタイン系の洗浄成分は髪と地肌に優しく、脱脂しすぎない洗浄力を持つため、髪の水分を保ちながら清潔にできます。
また、髪が濡れてキューティクルが開いた状態は、保湿成分を髪に浸透させる絶好のタイミングです。
トリートメントをつけたまま髪をまとめ、3分放置する
トリートメントの成分が髪を保護するためには、適切な放置時間が必要です。
一般的にトリートメントの放置時間は3~5分程度が目安とされており、この時間を確保することで水分や油分など髪の保湿に必要な成分が髪の内側から保湿ケアを行えます。
- シャンプーで髪と頭皮を丁寧に洗います
- 軽く水気を切ります
- トリートメントを毛先から中間部分にしっかりとなじませます
- 手ぐしやコームで均一に広げます
- 髪をざっくりとまとめます
- そのまま3分間放置します
- 放置している間に体を洗うなど、バスタイムの他のケアを行います
- 3分経過したら、しっかりと洗い流します
この一手間で、入浴中の髪の乾燥やパサつきが気になる人でも、手軽にうるおいを感じられます。
バスタイム後の髪の保湿ケア

バスタイム後の髪の保湿ケアは、主に3つあります。
- タオルドライを丁寧に行う
- 洗い流さないトリートメントを使用する
- 適切な温度でドライヤーをかける
タオルドライを丁寧に行う
タオルドライは、髪の水分バランスを保ちながらドライヤー時間を短縮し、髪のダメージを大幅に軽減できます。
濡れた髪はキューティクルが開いた状態で非常に脆弱なため、長時間放置すると保湿成分が流れ出てしまいます。
また、自然乾燥では頭皮に雑菌が繁殖しやすく、血行不良を招く可能性もあるのです。
- 手で髪の水気を軽く切る
- 吸水性の高いタオルで頭皮を指の腹で優しく揉み込むように拭く
- 髪の中間から毛先にかけて、タオルで髪を挟み、ポンポンと優しく叩くように水分を吸収させる
- 全体で2~3分程度で仕上げる
- タオルドライが終わったら、すぐにドライヤーで髪を乾かす
丁寧にタオルドライをすることで、髪が乾燥しにくくなり、保湿ケアの効果も感じやすくなります。
洗い流さないトリートメントを使用する
お風呂上がりの髪の乾燥やパサつきに悩んでいる方には、洗い流さないトリートメントの使用をおすすめします。
洗い流さないトリートメントは髪に長時間とどまり、保湿効果を持続させることができるためです。
- ミルクタイプ:軽度のダメージや乾燥に悩む方向け
- オイルタイプ:パサつきが強く、しっとり感を求める方に最適
- クリームタイプ:硬毛やくせ毛で悩んでいる方におすすめ
- ミストタイプ:ベタつきが苦手で軽い仕上がりを好む方用
タオルドライした髪の毛先から中間部分に適量を塗布し、目の粗いブラシでなじませることが大切です。
つけすぎるとベタつきの原因になるため、少量ずつ調整しながら使用してください。
適切な温度でドライヤーをかける

ドライヤーは70〜80度の適切な温度で使用することが大切です。
高温すぎるドライヤーは髪のタンパク質を変性させ、パサつきや乾燥の原因となってしまいます。
一般的なドライヤーは吹き出し口で100〜120度の熱風を発するため、近づけて使用すると髪に深刻なダメージを与える可能性があります。
ドライヤーの吹き出し口から髪まで15〜20cm程度の距離を保つことで、適正温度の70〜80度で乾かすことができます。
この時、髪の表面温度が100度以上にならないよう注意しましょう。
また、一箇所に長時間風を当てず、左右に揺らしながら熱を分散させることも大切です。
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外出前に行う髪の保湿ケア
外出前に行う髪の保湿ケアは、以下の通りです。
- ヘアアイロン前にヘアオイルを使用する
- 保湿効果の高いスタイリング剤を活用する
ヘアアイロン前にヘアオイルを使用する
外出前のヘアアイロンを使う際、専用のヘアオイルを使用することで髪の保湿とダメージ予防が期待できます。
ヘアアイロンの高温(200度前後)は髪に大きなダメージを与えるためです。
専用のヘアオイルは髪の表面に保護膜を形成し、熱から髪を守ってくれます。
また、髪の水分を閉じ込める効果があり、キューティクルの乾燥や剥離を抑制できるのです。
- ヒートプロテクト成分配合で、熱から髪をしっかり守るタイプ
- 補修成分(例えばメドウフォーム-δ-ラクトンやエルカラクトン)配合で、ダメージヘアのケアに適したタイプ
必ず「ヘアアイロン前用」や「ヒートプロテクト処方」といった明記があるものを選んでください。
通常のヘアオイルでは十分な熱保護ができず、逆に髪を傷める原因になる場合があります。
保湿効果の高いスタイリング剤を活用する
外出前に保湿効果の高いスタイリング剤を使う理由は、髪を乾燥や紫外線などの外的刺激から守りながら、一日中うるおいをキープできるためです。
保湿効果の高いスタイリング剤
スタイリング剤のタイプ | 主要効果・特徴 |
---|---|
アルガンオイル 配合タイプ | 髪にうるおいを与え、パサつきや乾燥を防ぎます |
ヒアルロン酸 配合タイプ | 高い保湿力で髪の水分保持をサポートし、しっとりとした仕上がりに導きます |
シアバター・植物バター 配合タイプ | 髪の表面をコーティングし外部刺激から守りながら、しなやかな感触に仕上げます |
ミルククリーム系 スタイリング剤 | 水分と油分のバランスがよく、柔らかい髪や乾燥が気になる方におすすめです |
セラミド・パンテノールなど うるおい成分配合タイプ | キューティクルを整え、髪からの水分蒸発を防ぎます |
保湿成分配合 ヘアワックス | 仕上がりをキープしながら、しっとり感やツヤ感も両立できます |
上記のスタイリング剤は、髪を乾燥や紫外線から守りながら一日中うるおいをキープし、ヘアアイロンやドライヤーの熱ダメージからも髪を保護します。
外出中でもできる髪の保湿ケア
湿気や風、紫外線などの外的要因によって髪はダメージを受けやすいため、こまめなケアが重要になります。
以下では外出時でも手軽にできる髪の保湿ケア方法や、頭皮を整える便利なアイテムの活用法について詳しく解説していきます。
コンパクトサイズのヘアスタイリング剤を常に携帯する
外出中は湿気や風、紫外線などの影響で髪が乾燥しやすく、時間が経つにつれてスタイルが崩れがちです。
コンパクトサイズのヘアスタイリング剤を常に携帯することで、いつでも手軽にヘアケアができます。
またドライシャンプーは、ベタつきが気になる時のリフレッシュにも使えて便利です。
ヘアミストも保湿効果があり、静電気防止にも役立ちます。
皮脂吸収シートやフェイスパウダーを使って、頭皮を整える
外出中の髪のベタつきは、皮脂吸収シートとフェイスパウダーで対策ができます。
前髪周りのベタつく部分に優しく押し当てて、余分な皮脂をオフしましょう。ひと拭きで頭皮を整えられます。
生え際の皮脂をパウダーでしっかり抑えることで、後れ毛が貼りつかなくなります。メイク直しの際に、ベタつく部分に優しく塗布してください。
上記のアイテムを活用することで、外出先でも効果的に頭皮を整えられます。
美容院で行う髪の保湿ケア

美容院で受けられる「髪の保湿ケア」には、髪質ケアやダメージ補修に効果的なトリートメントがあります。
ここでは、人気の「酸熱トリートメント」と「システムトリートメント」についてご紹介します。
酸熱トリートメント
酸熱トリートメントとは、髪のくせを軽減し髪質をケアできる新しいトリートメント技術です。
グリオキシル酸やレブリン酸などの酸性成分を髪に塗布し、ヘアアイロンなどで熱を加えることで、髪の内部に新しい結合(イミン結合)を作り出します。
酸性成分が毛髪内部のケラチンタンパク質に吸着し、熱処理によって毛髪内部で縮合作用を起こすことにあります。この過程で生まれるイミン結合により、ダメージによってできた髪の内部の隙間(ダメージホール)を埋め、髪にハリ・コシを与えます。
具体的な効果として、ダメージを補修してサラサラの指通りを実現し、髪のくせやうねり、ボリュームを軽減、さらに髪のハリをアップさせることができます。
通常のトリートメントと異なり、軽めのくせ毛であれば「ある程度まっすぐ」に伸ばす効果も期待できます。
システムトリートメント
システムトリートメントは、美容院で髪の状態や悩みに合わせて複数のトリートメントを重ね付けする集中ケアです。
複数のトリートメントを重ね付けすることで、ホームケアでは届かない髪の内部まで集中的にケアできます。
例えば、カラーやパーマを繰り返している髪には、失われたタンパク質や脂質を補給するタイプを選択します。
また、乾燥による広がりが気になる場合は、保湿に特化したトリートメントを組み合わせて使用します。
施術後は約1ヶ月間効果が持続し、髪にハリや弾力、しっとりとした質感をもたらします。
髪の保湿に関するよくある質問
髪の保湿に関するよくある質問をまとめました。
パサつきや乾燥が気になる方、季節に合わせたヘアケアを知りたい方、メンズにおすすめの保湿アイテムを探している方は、こちらもぜひ参考にしてください。
- メンズにおすすめの髪の毛保湿アイテムは何ですか?
- 髪の毛がパサつく原因とは何ですか?
- 季節ごとの髪の毛の保湿ケア方法に違いはありますか?
メンズにおすすめの髪の毛保湿アイテムは何ですか?
メンズの髪の保湿には、ヘアオイル、ヘアクリーム、コンディショナーの3つのアイテムが効果的です。
メンズにおすすめの髪の毛保湿アイテム
アイテムタイプ | 特徴 | 使用タイミング |
---|---|---|
ヘアオイル | 軽いテクスチャーで 髪のキューティクルに浸透しやすい | タオルドライ後 ドライヤー前 |
ヘアクリーム | 重めのテクスチャーでしっとり感 | タオルドライ後 スタイリング時 |
洗い流さない トリートメント | 保湿とダメージ補修を両立 | シャンプー後の 濡れた髪 |
ヘアオイルは髪のキューティクルに浸透しやすく、ドライヤー前に使用することで熱ダメージを軽減します。
ヘアクリームは重めのテクスチャーでしっとりまとまりのある仕上がりを実現し、洗い流さないトリートメントはダメージ補修と保湿を同時に行えます。
使用方法は、タオルドライ後の髪に適量を馴染ませ、その後ドライヤーで乾かすのが基本です。
髪の毛がパサつく原因とは何ですか?
髪の毛がパサつく主な原因は、キューティクルの損傷による水分の流出です。

健康な髪は表面のキューティクルが整っていることで水分を保持していますが、様々な外的・内的要因によってこのバリア機能が破綻すると、髪内部の水分が失われてパサつきが生じます。
髪の毛がパサつく原因
原因 | 詳細 | 対策のポイント |
---|---|---|
熱によるダメージ | ドライヤーやアイロンの高温使用 | 適切な距離と温度設定 |
摩擦によるダメージ | シャンプー時のゴシゴシ洗い | 優しく泡で包み込むように洗う |
化学的ダメージ | パーマやカラーの薬剤 | 施術後の集中ケア |
紫外線ダメージ | UV-Aによるタンパク質変性 | 帽子や日傘での保護 |
栄養不足 | 偏った食生活による栄養不足 | バランスの良い食事 |
加齢・ホルモン変化 | 女性ホルモン減少による水分量低下 | 年齢に応じたケア方法 |
このように、髪のパサつきは複数の要因が重なって起こることが多いため、原因を特定して適切なケアを行うことが重要です。
季節ごとの髪の毛の保湿ケア方法に違いはありますか?
季節ごとに髪の保湿ケア方法は大きく異なります。
季節 | 主な悩み | 保湿ケア方法 | おすすめアイテム |
---|---|---|---|
春 | ・花粉 ・乾燥 ・皮脂バランス | ・軽い保湿ケア ・花粉対策 | ・軽めのオイル ・保湿シャンプー |
夏 | ・紫外線 ・汗 ・べたつき | ・UVケア ・さらっと保湿 | ・UVスプレー ・軽いトリートメント |
秋 | ・夏のダメージ ・乾燥開始 | ・ダメージ補修 ・保湿強化 | ・リッチなトリートメント ・ヘアオイル |
冬 | ・極度の乾燥 ・静電気 | ・集中保湿 ・乾燥対策 | ・保湿力の高いシャンプー ・ヘアミルク |
具体的には、春は花粉対策と軽い保湿ケアが必要です。夏は紫外線対策を重視しながらさらっとした仕上がりを目指します。
秋は夏のダメージ補修に重点を置いた保湿ケアが重要になります。
冬は極度の乾燥に対抗するため、しっかりとした保湿と静電気対策が必要です。
このように、季節に合わせて保湿ケアを調整することで、一年中健康で美しい髪を維持することができます。
まとめ
今回紹介した入浴時の温度管理、髪質別シャンプー選び、季節に応じたケア方法などのポイントをルーティンに取り入れ、自分の髪質や悩みに最適なケア方法を見つけてください。
髪の保湿ケアは継続が最も大切なポイントです。
毎日の小さな積み重ねが、パサつきや乾燥のない健康で美しい髪へと導いてくれるので、焦らず丁寧にケアを続けていきましょう。