「表情筋の鍛え方は?」
「表情筋を鍛えるメリットは?」
表情筋とは、顔の表情を支える重要な筋肉です。
しかし加齢や日常生活で使う機会が減ると、表情筋は衰え、シワやゆるみの原因になります。
表情筋を鍛えることで、フェイスラインの引き締めやシワ・ゆるみの改善、血行促進による肌色の向上、さらには表情が豊かになりコミュニケーション力が高まるといった多くのメリットが得られます。
鍛え方には、口周りのトレーニングや舌の体操など、さまざまです。
どれも日常生活に取り入れやすく、継続することで効果を実感できます。
ただし、やりすぎや偏ったトレーニングは逆効果になることもあるため、正しい方法でバランスよく行うことが大切です。
今回は「表情筋の鍛え方」と「鍛えるメリット」について詳しく解説します。
若々しい印象や健康的な表情を目指したい方は、ぜひ参考にしてください。
表情筋とは?
表情筋は、顔の表情を作り出すために働く筋肉の総称です。
喜怒哀楽などの感情表現だけでなく、目の開閉や食べる・話すといった日常的な動作にも欠かせない重要な役割を果たしています。
また、表情筋の状態は見た目の印象にも大きく影響します。衰えると顔のゆるみやしわの原因となり、老けて見えることがあります。
表情筋は30種類以上あり、それぞれが顔の異なる部位を動かしています。
例えば、おでこの「前頭筋」は眉を上げて額にしわを作り、目の周りの「眼輪筋」は目を閉じたり細めたりします。
口の周りには「口輪筋」があり、口を閉じたり唇をすぼめたりする動きを担当しています。
また、「頬筋」は笑うときに口角を引き上げる役割があります。
表情筋を意識して適切に使うことで、表情が豊かになり、コミュニケーション能力の向上やシワ・ゆるみの予防にもつながります。
表情筋が衰える原因
表情筋が衰える主な原因は以下のとおりです。
- 加齢による自然な衰え
- 表情筋を使う機会の減少
- 姿勢の悪さ
- 長時間のスマートフォン利用
- 偏った表情ぐせ
加齢は避けられない原因の一つです。特に30代後半から表情筋の衰えが顕著になり、55歳頃を境に筋肉量がぐっと減少していきます。
若いときに比べて新たに筋肉を生成する力も弱まるため、意識して鍛えないと表情筋は減少していく一方です。
また、日常生活では表情筋全体の約30%しか使っていないといわれています。
リモートワークが増えたり、人と話す機会が少なかったりすると、表情筋を使う機会が減り、筋肉が衰えやすくなります。
パソコンをじっと見て表情を動かさない作業が多い方も注意が必要です。
表情筋が衰えると、シワやゆるみができやすくなるだけでなく、表情が乏しくなって感情がうまく伝わりにくくなることもあります。
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表情筋を鍛えるメリット

表情筋を鍛えることで得られるメリットはたくさんあります。
今回は、その中でも代表的な効果についてご紹介します。それぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。
シワやゆるみの改善
表情筋を鍛えることは、シワやゆるみの改善に効果があります。
表情筋は皮膚と直接つながっている「皮筋」であるため、この筋肉が衰えると皮膚もたるんでしまいます。
特に無表情で過ごすことが多い方は、表情筋が刺激を受ける機会が少なく、どんどん衰えていってしまうのです。
適切な表情筋トレーニングを行うと、皮膚を支える顔の筋肉が活性化し、シワやゆるみの改善が期待できます。
また、表情筋を動かすことで顔の血行がよくなり、肌の色も明るく見えるようになります。
フェイスラインの引き締まり
表情筋を鍛えることで、フェイスラインが引き締まり、若々しい印象を手に入れることができます。
それは、顔の筋肉が衰えるとハリがなくなり、ゆるみやしわの原因になるからです。
表情筋は皮膚のすぐ下にある薄い筋肉で、使わないとすぐに固まってしまいますが、逆に鍛えればすぐに効果が現れやすいという特徴があります。
日々の生活の中で少しずつ表情筋を意識して動かすことで、すっきりとしたフェイスラインを取り戻し、若々しい印象を保つことができます。
表情が豊かになる
表情筋を鍛えると、表情が豊かになり、コミュニケーションがスムーズになります。
表情筋をきちんと動かすことで、感情を正確に伝えられるようになるからです。
人は会話の中で、言葉以上に表情から情報を読み取っています。
表情筋が弱いと「笑っているのに不機嫌に見える」といった誤解を招くことがあります。
表情筋を鍛えることで、イキイキとした表情になり、自分の気持ちを前向きに伝えやすくなります。
肌色の改善
表情筋を意識的に動かすことで、顔全体の血流がよくなります。
血流がよくなると、肌に必要な栄養素や酸素が十分に届くようになり、肌のターンオーバーが改善される効果が期待できます。
逆に、表情筋が弱くなると血流が悪くなり、顔色がくすんだり肌荒れが生じやすくなったりします。
また、表情筋のトレーニングやマッサージは筋肉をほぐして血行を促進し、老廃物の排出を促します。
上記によって肌の調子が整い、くすみのない明るい肌色へと変化していきます。
表情筋の鍛え方
表情筋の鍛え方は以下の通りです。
- 口周りトレーニング
- 舌の体操
- 筋肉のケアにEMS美顔器を使用する
それぞれの鍛え方について解説していきます。
口周りトレーニング
口周りの筋肉を鍛えることで、ゆるみやほうれい線を改善し、若々しい表情を取り戻せます。
毎日のちょっとした時間で、だれでも簡単に始められる口周りトレーニングをご紹介します。
- 「あ」:口と目を大きく開きます
- 「い」:口角を思いっきり横に引き、上の前歯が8本見えるくらい口角を上げます
- 「う」:唇を前に突き出してすぼめます
- 「え」:横だけでなく縦にも口を大きく開きます
- 「お」:ほうれい線を伸ばすイメージで唇を突き出します
- それぞれ5秒程度キープします
- 割り箸を前歯でくわえます
- 鏡を見ながら、割り箸よりも高くなるように口角を引き上げます
- 口元の筋肉を意識しながら1分間キープします
- ゆっくり元の状態に戻します
- この動作を3セット繰り返します
口周りトレーニングは継続することが大切です。毎日の習慣として取り入れることで、表情筋が鍛えられ、自然で美しい笑顔を手に入れることができます。
舌の体操
舌の体操は、表情筋を鍛えるための効果的な方法です。
舌を動かすことで、口周りの約70種類もの筋肉を同時に鍛えることができるからです。
舌の筋肉は日常生活で十分に使われていないことが多く、鍛えることで咀嚼力の向上だけでなく、顔のゆるみ改善や二重あごの解消にもつながります。
- 唇を閉じたまま、上下の歯の外側に沿って舌をぐるりと大きく回す
- 2秒に1回のペースで時計回りと反時計回りに同じ回数行う
- 最初は5回ずつから始め、慣れたら20回を目指す
- 舌を「あかんべー」のように思いっきり前に突き出す
- 舌の先端を顎先につけるように下に伸ばす
- 5秒間キープしたら、ゆっくりと舌を口の中に戻す
- これを5~10回繰り返す
舌の体操は、いつでもどこでも手軽にできるトレーニングです。マスク生活が続く今こそ、表情筋を鍛えて若々しい印象を保ちましょう。
筋肉のケアにEMS美顔器を使用する
EMS美顔器は、肌表面から直接筋肉に電気刺激を送ることで、自分の意志では動かしにくい表情筋にもアプローチできる美容機器です。
直接的に表情筋が鍛えられるわけではありませんが、通常の筋トレでは鍛えられない筋肉まで刺激できるため、衰えた表情筋のケアに適しています。
- おでこからこめかみに向かって優しくなでるように動かす
- 目の下からこめかみに向かって動かす
- フェイスラインを持ち上げるように動かす
- 左右片側ずつ同じ手順で行う(約5分程度)
- 頬筋、咬筋、口角下制筋、頤筋などの表情筋に対してピンポイントでアプローチする
- まぶた、口、のど、首・デコルテ周りには使用しない
- 肌への摩擦を避けるため、優しくなでるような感覚で使用する
- 使用説明書の指示に従い、適切な頻度で使用する
EMS美顔器を使えば、自分では動かしにくい表情筋も効率よくトレーニングすることができます。
水滴がしたたる程度まで肌を濡らし、使用したい部位にしっかりフィットさせながら優しく動かすことがポイントです。
表情筋を鍛える際の注意点

表情筋トレーニングは、顔のゆるみやシワの予防・改善を目指す多くの人に取り入れられていますが、やり方を間違えると逆効果になることもあります。
特に、鍛えすぎや偏ったトレーニングは、シワやゆるみ、顔のバランスの崩れなど、かえって見た目の悩みを深めてしまう原因となりかねません。
ここでは、表情筋を鍛える際の注意点について解説していきます。
鍛えすぎに注意する
表情筋を鍛えることで顔のゆるみやシワを防ぐことができますが、鍛えすぎると逆効果になる可能性があります。
表情筋をトレーニングすると顔の皮膚も一緒に動かすことになり、皮膚を動かしすぎるとシワができる原因になるのです。
また、表情筋のトレーニング箇所が偏っていると、ゆるみの原因となることもあります。
- 顔全体の筋肉をバランスよく使う
- 鏡を見ながらストレッチして正しく行う
- 回数や頻度を調節し、長時間や何回も行わない
- 日常生活で表情を意識し、よく噛んで食事をする
表情筋は顔全体をバランスよく鍛えることで、若々しい表情を保つことができます。鍛えすぎず、適度なトレーニングを続けることが大切です。
左右バランスよく鍛える
表情筋トレーニングをする際は、左右のバランスを意識することが重要です。
片側だけを集中的に鍛えると、顔の非対称が目立ってしまい、かえって見た目が悪くなる可能性があります。
無意識のうちに利き手側の表情筋ばかり使ってしまう傾向があります。
そのため、鏡を見ながらトレーニングすることをおすすめします。
自分の顔の動きを確認しながら、左右均等に筋肉を動かせているかチェックしましょう。
また、回数や時間を測りながら行うことで、左右同じ負荷をかけることができます。
継続して行う
表情筋は一度のトレーニングではなく、毎日の積み重ねによって徐々に鍛えられていきます。
継続することでほうれい線やゆるみの解消効果が期待できるようになるのです。
また、表情筋の衰えは日々の生活習慣によって進行するため、それを防ぐためには定期的なケアが欠かせません。
継続するためには、まず少ない回数から始めることが大切です。
慣れないうちからたくさんの回数を行おうとすると、続かなくなってしまいます。
朝の洗顔時など、鏡を見るタイミングでトレーニングを行うと習慣化しやすくなります。
スキンケアの習慣に表情筋マッサージとトレーニングを組み込むのもおすすめです。
表情筋の鍛え方に関するよくある質問
表情筋のトレーニングに興味がある方のために、よくある疑問をQ&A形式でまとめました。
- 表情筋が弱いとどんな影響があるの?
- 表情筋は鍛えない方がいいと言われる理由は?
- 表情筋トレーニングの効果はどれくらいで実感できる?
表情筋の鍛え方や注意点は、誤った方法や過度なトレーニングで逆効果になる場合もあるため、事前に正しい知識を知っておくことが大切です。
自分に合った方法で無理なく続けることで、理想の表情や若々しい印象を目指しましょう。
表情筋が弱いとどうなる?
表情筋が弱くなると、顔のゆるみやほうれい線の深まり、笑顔のぎこちなさなど、見た目の印象が大きく変わってしまいます。
表情筋が弱まると自然な笑顔が作りにくくなり、人とのコミュニケーションがぎこちなくなることがあります。
また、笑顔は自律神経を安定させリラックス状態をもたらす効果があるため、表情筋の衰えは心身の健康にも影響を与えかねません。
表情筋を鍛えない方がいいと言われるのはなぜ?
表情筋を鍛えない方がいいと言われるのは、過度なトレーニングが逆効果になる可能性があるからです。
鍛えない方がいいと言われる主な理由は、以下の通りです。
- 表情筋は皮膚と直接つながっているため、過度に動かすと皮膚への負担が大きくなります。
- 動かしすぎによる皮膚の伸縮が、シワやゆるみの原因になることがあります。
- 特定の部位だけを集中的に鍛えると、顔のバランスが崩れることがあります。
表情筋は「鍛えない」のではなく、正しい方法で適度に鍛えることが大切です。
左右バランスよく鍛えること、やりすぎに注意すること、そして毎日数分程度の適切なトレーニングを心がけましょう。
表情筋も筋肉なので、鍛えなければ衰えてしまいます。「鍛えない=たるむ」という基本を忘れないようにしましょう。
表情筋トレーニングの効果はどのくらいで実感できますか?
表情筋トレーニングの効果は、早い人で3〜4週間、平均的には4〜5か月程度で実感できます。
アメリカのノースウエスタン大学の皮膚科研究チームの研究によると、5か月間の表情筋トレーニングで平均3歳若返ったという結果が出ています。
他にも、4週間のトレーニングで顔全体が引き締まり、頬の位置が高くなったという報告もあります。
このように、表情筋トレーニングは継続することで効果が現れます。
まとめ
表情筋は顔の表情や日常動作に欠かせない筋肉で、加齢や生活習慣によって衰えると、顔のゆるみやシワ、表情の乏しさなど様々な悩みの原因となります。
適切なトレーニングやケアを行うことで、シワやゆるみの改善、フェイスラインの引き締め、表情の豊かさや肌色の明るさなど多くのメリットが得られます。
主な鍛え方には口周りトレーニング、舌の体操などがあり、いずれも継続とバランスが大切です。
また、鍛えすぎに注意し、正しい方法で日常的にケアを続けることが重要です。
今回紹介した表情筋トレーニングやケアの方法を、無理のない範囲で毎日の生活に取り入れてみてください。
鏡を見ながらバランスよく、少しずつ継続することで、若々しい印象や豊かな表情を目指せます。
また、筋肉のケアにEMS美顔器を使う場合は、使用方法や注意点をよく守って安全に活用しましょう。
本格的な刺激

頭皮から全身までプロ仕様
ELEKI BRUSH+
アタッチメントの付け替えは不要で顔はもちろん頭皮、全身にお使いいただける、万能な美顔器です。
¥49,800(税込)