髪が傷む原因は?簡単にできる8つの対処方法を解説

髪が傷む原因は?簡単にできる8つの対処方法を解説

「髪が原因は?」

「髪が傷んでいる状態の対処法は?」

髪が傷む主な原因は、熱によるダメージ、紫外線、カラーやパーマなどの化学処理、摩擦による物理的ダメージです。

これらの要因により、髪の表面を覆うキューティクルが剥がれ、内部の水分や栄養成分が流出してしまいます。

髪が傷んでいる状態の対処法
  • 補修成分のあるシャンプー・トリートメントを使用する
  • 濡れた髪はすぐに乾かす
  • ドライヤーを正しく使う
  • 髪への摩擦を避ける
  • カラー・パーマの頻度を調整する
  • 日傘や帽子で紫外線対策する
  • 1〜2ヶ月に1度は毛先のメンテナンスカットをする
  • 熱によるダメージを軽減するドライヤーを選ぶ

今回は、「髪が傷む具体的な原因」や「髪が傷んでいる状態の対処法」について詳しく解説していきます。

髪のダメージでお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

目次

髪が傷んでいる状態とは?

髪が傷んでいる状態とは?

髪が傷んでいる状態とは、髪の表面を覆うキューティクルが剥がれたり開いたりして、内部の水分や栄養成分が流出し、乾燥している状態のことです。

キューティクルは髪の表面をウロコ状に覆って保護している組織ですが、これが剥がれると髪内部の水分・脂質・タンパク質などが流れ出てしまいます。

その結果、髪は内側から乾燥した状態になり、様々なトラブルが現れるのです。

症状
  • ツヤがなくなる
  • 毛先の髪色が明るくなる
  • 切れ毛や枝毛が多くなる
  • 髪が広がりやすくなる
  • パサパサとした乾燥状態になる
  • 髪が絡まりやすく指通りが悪くなる
  • 手触りがザラザラ、ゴワゴワする
  • キシキシした感触になる
  • 手グシが通りにくくなる

このように、髪が傷んでいる状態は単なる見た目の問題ではなく、髪の構造そのものが損傷している深刻な状態といえます。

髪が傷む原因

髪が傷む原因

髪が傷む原因は、以下の通りです。

髪が傷む原因
  • 熱によるダメージ
  • 紫外線によるダメージ
  • カラーやパーマなどの化学処理
  • 摩擦によるダメージ

それぞれの髪が傷む原因について解説します。

熱によるダメージ

熱は髪の主成分であるタンパク質を変性させるため、ドライヤーやアイロンの使用により髪が傷んでしまいます。

髪の毛は「ケラチン」というタンパク質で構成されており、130℃以上の熱を加えるとタンパク質の熱変性が起こります。

タンパク質の熱変性

また、高温により髪表面のキューティクルが剥がれやすくなり、内部の水分が蒸発して髪がスカスカの状態になってしまいます。

特に濡れた髪は60~70℃という低い温度でも熱変性が始まるため注意が必要です。

紫外線によるダメージ

紫外線は髪にとって最も深刻なダメージ要因の一つです。

特に夏場や海・プールでの活動時には、髪の内部構造が破壊され、パサつきや切れ毛の原因となります。

濡れた髪の状態で紫外線を浴びると、システイン酸という物質が生成され、通常よりもダメージが加速されます。

プールや海水浴後に髪がパサつくのはこのためです。

また、紫外線により髪の色素も酸化分解され、髪の赤色化や褪色が起こります。

結果として、枝毛・切れ毛・乾燥・ツヤの低下といった症状が現れ、髪がまとまりにくくなってしまいます。

カラーやパーマなどの化学処理

髪が傷む主な原因は、施術に使用されるアルカリ性の薬剤にあります。

ヘアカラーでは、髪のメラニン色素を分解するためにアルカリが使用され、この過程で髪の内部構造であるタンパク質も同時に破壊されてしまうのです。

パーマの場合は、髪の結合を切断・再結合させる化学反応により、髪に必要な水分やタンパク質が失われやすくなります。

摩擦によるダメージ

髪の傷みの主な原因の一つが摩擦による物理的ダメージです。

髪は濡れると表面のキューティクルが開き、摩擦によるダメージを受けやすい状態になります。

摩擦が繰り返されることで、髪の表面を守っているキューティクルが削り取られ、内部がむき出しになってしまいます。

これにより髪の乾燥や枝毛、切れ毛が発生し、艶も失われていきます。

摩擦によるダメージ
  • タオルドライ時のゴシゴシ摩擦:濡れた髪をタオルで強く拭くことでキューティクルが傷つく
  • 就寝中の枕との摩擦:寝返りによって髪と寝具がこすれ合い、一晩中ダメージを受ける
  • ブラッシング時の摩擦:濡れた髪への無理なブラッシングは大きなダメージとなる
  • 衣服とのこすれ:セーターやスカーフとの摩擦で髪が傷みやすくなる
  • 髪同士の摩擦:濡れたまま放置すると髪同士がこすれ合ってダメージを受ける

髪が傷んでいる状態の対処法

髪が傷んでいる状態の対処法は、以下の通りです。

髪が傷んでいる状態の対処法
  • 補修成分のあるシャンプー・トリートメントを使用する
  • 濡れた髪はすぐに乾かす
  • ドライヤーを正しく使う
  • 髪への摩擦を避ける
  • カラー・パーマの頻度を調整する
  • 日傘や帽子で紫外線対策する
  • 1〜2ヶ月に1度は毛先のメンテナンスカットをする
  • 熱によるダメージを軽減するドライヤーを選ぶ

それぞれの対処法について詳しく解説していきます。

補修成分のあるシャンプー・トリートメントを使用する

髪が傷んでいる状態には、補修成分が配合されたシャンプー・トリートメントの使用が効果的です。

髪は一度ダメージを受けると、キューティクルの隙間から水分やタンパク質、栄養素が流出してしまいます。

そのため、失われた成分を補給する必要があります。

効果的な補修成分
  • 加水分解ケラチン:髪の主成分であるケラチンをキューティクルに浸透させ、切れ毛や枝毛を防ぎます
  • 加水分解コラーゲン:髪の保湿、ハリ・コシのケアに効果があります
  • 加水分解シルク:髪の保湿、保護、感触良化などの効果をもたらします

アミノ酸系のシャンプーは、マイルドな洗い上がりで潤いも補充してくれるため特におすすめです。

濡れた髪はすぐに乾かす

髪の健康を保つためには、濡れた状態をできるだけ短時間にすることが大切です。

濡れた髪は非常にデリケートな状態にあります。水分を含むことでキューティクルが開き、髪の内部の水分・脂質・タンパク質が流出しやすくなるためです。

この状態が長く続くと、摩擦や外部の刺激に弱くなり、パサつき・枝毛・切れ毛の原因となってしまいます。

また、湿った頭皮は雑菌が繁殖しやすい環境となり、かゆみやフケなどのトラブルも引き起こす可能性があります。

ドライヤーを正しく使う

ドライヤーを正しく使う

髪が傷む主な原因は、ドライヤーの熱による表面温度の上昇と乾燥です。

濡れた髪はキューティクルが開いてデリケートな状態のため、間違った使い方をすると余計にダメージを与えてしまいます。

ドライヤーの正しい使い方

事前準備

  • タオルドライで水分をしっかり取り除きます
  • 洗い流さないトリートメントを付けて熱から保護します

2. 乾かす順番

  • まず根元から乾かし、次に中間、最後に毛先の順番で行います
  • ドライヤーは頭皮から10~20cm離して使用します

3. 温度と風の使い分け

  • 強温風で全体の8割まで乾かします
  • 同じ箇所に長時間当て続けないよう小刻みに動かします
  • 仕上げに冷風を当ててキューティクルを引き締めます

上記の方法を実践することで、髪への負担を最小限に抑えながら効果的に乾かすことができます。

髪への摩擦を避ける

摩擦は髪のキューティクルを損傷させ、切れ毛や枝毛の原因となります。

摩擦を避けることで、髪への物理的ダメージを最小限に抑え、既存のダメージの進行を食い止めることができます。

髪への摩擦を避ける方法

スクロールできます
場面摩擦を避ける方法注意点
シャンプー時指の腹でやさしく洗うゴシゴシこすらない
タオルドライ髪を包んで軽く押さえる擦るように拭かない
ブラッシング毛先から段階的にとかす無理に引っ張らない
就寝中シルクの枕カバーを使用ナイトキャップも効果的
乾燥時洗い流さないトリートメントを使用ドライヤーは20cm離す

これらの方法を実践することで、髪への摩擦ダメージを大幅に軽減できます。

カラー・パーマの頻度を調整する

パーマ施術後は最低1ヶ月、カラー施術後は2〜3週間の間隔を設けましょう。

例えば、3月にパーマをかけた場合、次のカラーは4月下旬以降に予定することが理想的です。

この期間中は、ダメージケア専用のトリートメントやアミノ酸シャンプーを使用して髪の補修を促進させることが大切です。

また、ケミカルダメージの少ない薬剤を美容師に相談して使用してもらうことも効果的な対策となります。

日傘や帽子で紫外線対策する

紫外線がもたらす髪への影響

髪は紫外線によってキューティクルが損傷し、さらなるパサつきや切れ毛を引き起こすため、まず紫外線を遮断することが重要になります。

おすすめの紫外線対策
  • つばが広い帽子を選ぶことで顔や髪を広くカバーできる
  • 帽子の色は黒やネイビーなど濃い色を選ぶと紫外線吸収効果が高い
  • 日傘は黒色や暗いカラーが遮光効果に優れる
  • UVカット率99%以上の日傘を選ぶと、効果的に紫外線から守ることができる

このように、傷みが気になる髪には日傘や帽子による紫外線対策が効果的です。

1〜2ヶ月に1度は毛先のメンテナンスカットをする

髪は毎月約1センチ伸びますが、同時にダメージも蓄積されていきます。

特に毛先は摩擦や熱によるダメージを受けやすく、放置すると枝毛や切れ毛が発生し、さらなる髪の傷みの原因となってしまうのです。

髪には皮膚のような自己修復機能がないため、傷んだ部分を定期的に取り除くことが健康な髪を保つ唯一の方法となります。

髪を伸ばしている方でも、2ヶ月に一度毛先のダメージをカットして毛量をコントロールすることで、健康的でまとまりのある髪を保てます。

熱によるダメージを軽減するドライヤーを選ぶ

髪の傷みでお悩みなら、熱ダメージを軽減できる高機能ドライヤーを選ぶことが重要です。

従来のドライヤーは高温の熱風で髪を乾かすため、繰り返し使用すると髪のタンパク質が変性し、パサつきや切れ毛の原因となります。

しかし、最新の技術を搭載したドライヤーなら、グラフェンによる遠赤外線効果で髪の内側から均一に温めることができ、表面だけの乾燥による生乾きを防げます。

ドライヤーのおすすめ機能
  • ナノミスト噴射機能 – 保湿成分が髪の表面にうるおいを与え、水分量を大幅に向上させる
  • グラフェン遠赤外線効果 – 髪の内側から均一に温めて生乾きを防ぎ、熱ダメージを軽減する
  • デュアルイオンテクノロジー – プラスとマイナス両イオンで髪の広がりを抑え、まとまりを向上させる
  • 大風量設計 – 超高速モーターによる圧倒的な速乾性能で熱を当てる時間を短縮

このように、傷んだ髪のケアには、熱ダメージを最小限に抑えながら美容効果も期待できる多機能ドライヤーがおすすめです。

約357g※1の軽量ボディながら
2.58m³/
※2の大風量で圧倒的な速乾性を実現
SHOWER DRYERの実機画像

ナノミスト搭載の次世代型ドライヤー
SHOWER DRYER

風ごと、美容液。ナノミストでうるおしながら、大風量で乾かす。 日々のヘアケアをアップデートする今までにない発想の次世代型
ドライヤー

¥39,600(税込)

※1:本体のみ
※2:自社測定、ブーストアタッチメント装着、3段風量(強)時

傷んだ髪に関するよくある質問

傷んだ髪に関するよくある質問をまとめました。

傷んだ髪に関するよくある質問
  • パサパサで枝毛だらけの髪を完全に治すことはできるのでしょうか?
  • 自分の髪がダメージを受けているかどうか、どのような症状で判断できますか?
  • ブラッシングで髪が傷むことはありますか?

パサつきや枝毛、ブラッシングによるダメージなど、髪のトラブルでお悩みの方は、こちらもぜひ参考にしてください。

パサパサで枝毛だらけの髪を完全に治すことはできるのでしょうか?

残念ながら、一度できてしまった枝毛を完全に治すことはできません。

髪の毛は死んだ細胞(死滅細胞)でできており、血管も神経も通っていないため、自己修復や再生能力がありません。

一度枝毛になった部分は、どれだけ高品質なトリートメントを使用しても、完全に元の状態に戻ることはないのです。

しかし、適切なケアによって、新たな枝毛の発生を予防することは可能です。

枝毛は完全には治りませんが、諦める必要はありません。適切なケアと定期的なカットにより、髪の美しさを保つことは十分可能です。

自分の髪がダメージを受けているかどうか、どのような症状で判断できますか?

髪のダメージは手触り、見た目、髪質の変化で簡単に判断できます。

主なダメージ症状

項目具体的な症状
手触りの変化・指通りが悪い、ザラつき感
・ゴワゴワ、キシキシ感
見た目の変化・ツヤがない、パサつき
・枝毛、切れ毛の増加
・毛先が白っぽく見える
髪質の変化・まとまりにくい、広がる
・カラーが抜けやすい
・濡れた状態で引っ張ると切れる

根元から毛先に向かって指を滑らせた際、引っかかりや絡まりを感じる場合はダメージのサインです。

特に毛先にいくにつれてザラザラ感が増す場合は、ダメージが進行している可能性が高くなります。

ブラッシングで髪が傷むことはありますか?

間違ったブラッシング方法では髪が傷むことがあります。

特に濡れた髪はキューティクルが開いているため、ブラシの摩擦によって無防備な状態の髪に大きなダメージを与えてしまいます。

また、ナイロン製のブラシは静電気が起こりやすく、この静電気がキューティクルを剥がしてしまうのです。

間違ったブラッシング
  • 濡れた髪に無理やりブラシを通すこと
  • 力任せに髪をブラシで引っ張ること
  • 根元から毛先へ一息でブラッシングすること
  • 絡まった髪を力強く引っ張ること
  • 硬すぎる素材のブラシで強くブラッシングすること
  • 静電気が起こりやすいナイロン製ブラシの使用
  • 濡れた髪に目の細かいブラシを使用すること
  • プラスチック製の硬いブラシを地肌に当ててブラッシングすること

上記の間違ったブラッシング方法は、キューティクルの損傷、枝毛や切れ毛、髪のパサつきや広がり、さらには頭皮の傷などを引き起こす可能性があります。

まとめ

今回紹介した8つの対処法をルーティンに取り入れ、特に濡れた髪の取り扱いや熱ダメージの軽減に注意を払いながら、継続的なケアを心がけましょう。

髪が傷んでいる状態の対処法
  • 補修成分のあるシャンプー・トリートメントを使用する
  • 濡れた髪はすぐに乾かす
  • ドライヤーを正しく使う
  • 髪への摩擦を避ける
  • カラー・パーマの頻度を調整する
  • 日傘や帽子で紫外線対策する
  • 1〜2ヶ月に1度は毛先のメンテナンスカットをする
  • 熱によるダメージを軽減するドライヤーを選ぶ

髪は一度傷むと完全には回復しませんが、適切なケアと予防策により美しい髪を保つことは十分可能です。

毎日のちょっとした気遣いが、将来の髪の健康に大きな差をもたらすので、諦めずに丁寧なヘアケアを続けてください。

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