「枝毛ができる原因はなに?」
「枝毛を予防する方法は?」
枝毛は髪の毛が縦方向に裂け、毛先が枝のように分かれてしまった状態です。
主な原因は、薬剤によるダメージ、摩擦によるダメージ、熱によるダメージの3つです。
特にヘアカラーやパーマなどの薬剤使用、タオルで強く拭く行為、ドライヤーやヘアアイロンの熱が髪を傷めます。
本記事では、「枝毛ができる原因」や「枝毛を予防する方法」について詳しく解説していきます。
枝毛に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
枝毛とは?
枝毛は、髪の毛が縦方向に裂けて、毛先が枝のように分かれてしまった状態のことです。
鏡を見たときに髪がパサパサして見えたり、手触りがよくなかったりする原因になっています。
枝毛ができる仕組みは、髪の構造と関係しています。
髪の毛は外側から「キューティクル」「コルテックス」「メデュラ」という3層構造になっています。
キューティクルが何らかの理由でダメージを受けて剥がれると、中のコルテックスがむき出しになり、そこから水分や油分、たんぱく質などの栄養が流れ出てしまいます。
その結果、髪の内部に空洞ができて毛先が裂けやすくなるのです。
枝毛ができる原因

枝毛になる主な原因は、以下の3つです。
- 薬剤によるダメージ
- 摩擦によるダメージ
- 熱によるダメージ
これらのダメージが蓄積すると、髪の毛が傷み、枝毛が発生しやすくなります。
薬剤によるダメージ
枝毛の主な原因のひとつに、ヘアカラーやパーマなどの薬剤によるダメージがあります。
ヘアカラーやパーマを繰り返すことで、髪の毛は徐々に弱くなり、枝毛が発生しやすくなるのです。
髪は本来弱酸性ですが、アルカリ性の薬剤を使用することでダメージを受けやすくなります。
また、パーマやカラーリングの際には、髪の内部構造(コルテックス)にも負担がかかり、髪全体の強度が低下してしまいます。
特にブリーチなどの明るめのカラーは強い薬剤を使用するため、髪へのダメージが大きくなります。
パーマでは髪の内部結合を一度切断して再結合させるため、髪の構造自体に大きな変化が生じます。
摩擦によるダメージ
摩擦によって髪の表面を守っているキューティクルが傷つき、髪の内部の水分が失われていきます。
特に注意すべきなのは、「乾いた状態」よりも「濡れた状態」の髪のほうが摩擦の影響を受けやすいということです。
濡れた髪は、キューティクルが開いていて傷みやすい状態なのです。
- タオルで髪をゴシゴシと強く拭く行為
- 寝ているときに枕や布団に髪が擦れること
- 濡れた髪を強く引っ張ってとかすこと
- 髪が乾ききらないまま寝てしまうこと
上記の何気ない日常の行動が、髪のキューティクルを傷つけ、パサつきや枝毛、切れ毛の原因となっています。
熱によるダメージ
枝毛の原因として最も身近なものの一つが、熱によるダメージです。
毎日何気なく使っているドライヤーやヘアアイロンが、実は髪に大きな負担をかけています。
髪の毛は熱に弱い性質をもっています。ドライヤーやヘアアイロンなどの熱を加えると、髪を構成するケラチンというたんぱく質が変性してしまいます。
この変性によって髪が硬くなり、もろくなることで枝毛ができやすくなるのです。
具体的には、同じところにドライヤーを長時間当て続けたり、高温のヘアアイロンを何度も使用したりすると、髪のダメージが増大します。
特に180℃以上の熱を加えると、髪の主成分であるケラチンが変性しやすくなります。
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枝毛を治す方法
実は、枝毛は一度できてしまうと元通りには戻せませんが、適切な方法で対処すれば、髪のダメージを最小限に抑え、健やかな髪を保つことができます。
以下では、枝毛を治すための方法として「カット」と「トリートメントでの保湿」について詳しく解説していきます。
カットする
一度枝毛になってしまった髪の毛は残念ながら元の状態に戻すことができません。
そのため、ダメージを受けた部分をカットすることが最も効果的な対処法となります。
枝毛になった部分は既に傷んでいるだけでなく、その上の部分にもダメージが蓄積しています。
そのため、枝毛の部分だけを切っても同じ場所がまた枝毛になってしまう可能性が高いのです。
枝毛を見つけたら、枝分かれしている部分より2cmほど上のところからカットするのがおすすめです。
美容師さんにカットしてもらうのが最も安全ですが、自分でカットする場合は髪専用のハサミを使いましょう。
普通のハサミを使うと切り口からダメージが進む可能性があります。
トリートメントで保湿する
保湿成分を含むトリートメントを選ぶことで、髪の内部から補修し、健やかな髪を取り戻すことができます。
枝毛の主な原因は髪の乾燥とダメージです。トリートメントに含まれる保湿成分が髪の内部まで浸透し、栄養を届けることで、傷んだ髪を内側からケアできます。
特に加水分解ケラチンや加水分解シルク、ヘマチンなどの成分が配合されたトリートメントは、髪を補修し水分を与える効果があります。
- シャンプー後、髪を挟むように手のひらで水分をしっかり切る
- 髪の長さや量に合わせてトリートメントを適量手に取る(ミディアムヘアなら500円玉大)
- 頭皮につかないよう、中間から毛先にかけて塗布する
- 大きめのコームで髪全体をとかし、トリートメントを均一になじませる
ヒアルロン酸、グリセリン、セラミドなどの保湿成分が含まれているものが効果的です。
トリートメントを継続して使用することで、髪に潤いを与え、枝毛の発生を防ぐことができます。
枝毛を予防する方法
枝毛を予防したい方に向けて、日常生活で取り入れやすい対策方法を紹介します。
- カラーやパーマの頻度を調整する
- 紫外線対策を行う
- ミスト機能付きドライヤーを使用する
カラーやパーマの頻度を調整する
カラーやパーマの頻度を調整すると、髪へのダメージを軽減できます。
短期間で繰り返し施術を受けると、ダメージが蓄積されて枝毛や切れ毛の原因となってしまいます。
具体的には、全体染めの場合は3カ月以上、リタッチ(根元のみ)の場合は1〜2カ月に1回程度の頻度が理想的です。
これまで1ヶ月に1度美容院に通っていたなら、2ヶ月に1度程度に延ばすだけでもダメージを軽減できます。
また、カラーは根元だけのリタッチにしたり、パーマや縮毛矯正は気になる部分だけに施術したりすることで、髪全体へのダメージを抑えることができます。
紫外線対策を行う
紫外線は髪のキューティクルを傷つけ、枝毛や切れ毛の原因となるため、しっかりと対策することで健やかな髪を保つことができます。
髪の毛の紫外線対策は、以下の通りです。
- 帽子や日傘を活用する
- お団子ヘアなど毛先をまとめるスタイリングにする
- スプレータイプの髪用日焼け止めを使用する
- ヘアオイルを使用する
理想的な紫外線対策は、日焼け止めスプレーと洗い流さないトリートメントのダブル使いです。
洗い流さないトリートメントは毛先中心のケアに使用し、UVスプレーは頭皮や頭頂部周辺を紫外線から守るために使いましょう。
洗い流さないトリートメントを頭皮につけると毛穴を詰まらせる原因になったり、全体的に髪が重くなったりするため注意が必要です。
また、海やプールに入った後は早めに髪を乾かすことも重要です。
濡れた髪は紫外線を吸収しやすく、ダメージを受けやすい状態になっています。
ミスト機能付きドライヤーを使用する
ミスト機能付きドライヤーは、髪を熱から守りながら乾かすことができるため、枝毛の予防に効果的です。
通常のドライヤーが発する熱風が髪にダメージを与えやすいのに対し、ミスト機能付きドライヤーはマイクロ化した美容液ミストが温風に乗って髪全体に行き渡り、髪の水分量をアップさせるからです。
また、ミスト機能をオンにすることで摩擦ダメージを約87%に抑制し、髪を守りながら乾かすことができます。
このように、ミスト機能付きドライヤーを使うことで、毎日のヘアケアが枝毛予防につながります。
枝毛に関するよくある質問
枝毛に関するよくある質問と解決方法について紹介していきます。
- 枝毛になりやすい髪質は?
- ヘアオイルは枝毛に効果的ですか?
- 枝毛カッターは効果的ですか?
枝毛になりやすい髪質は?
細くて柔らかい「軟毛」や「猫っ毛」と呼ばれる髪質の方が枝毛になりやすい傾向があります。
軟毛の方はキューティクルの層がもともと薄く、髪の内部を守るコルテックスの密度も低いからです。
このような髪質は外部からの刺激やダメージを受けやすい状態になっています。
一方、太くて硬い「硬毛」の方は髪の構造がしっかりしているため、比較的枝毛ができにくいと言えます。
また、パーマや縮毛矯正、カラーリングを頻繁に行う方も、薬剤ダメージによって枝毛ができやすい髪質になる可能性があるので注意が必要です。
ヘアオイルは枝毛に効果的ですか?
ヘアオイルは枝毛の予防やケアに効果的です。
枝毛や切れ毛は、髪の乾燥や摩擦が主な原因となっています。
ヘアオイルは髪に油分の膜を形成することで外的刺激から髪を守り、枝毛や切れ毛の発生を予防します。
また、髪の表面を優しく保護して水分を封じ込めることで、枝毛を防ぐ効果があります。
具体的には、アルガンオイルやココナッツオイル、ホホバ油などの植物由来のオイルが配合されたヘアオイルが効果的です。
アルガンオイルはビタミンEが豊富で抗酸化作用があり、髪のダメージを修復する効果があります。
ココナッツオイルは髪の内部に浸透しやすく保湿能力が高いのが特徴です。
枝毛カッターは効果的ですか?
枝毛カッターは、完全な髪質改善というよりは一時的な見た目のケアに効果的です。
枝毛カッターを使うと、髪の表面的な痛みやダメージが軽減され、見た目が綺麗になります。
髪にツヤが出て、ざらつきが減り、引っかかりがなくなるというメリットがあります。
また、枝毛を定期的にカットすることで、髪の毛の表面を整え、健康的な状態を保つことができます。
さらに、美容院に通う時間やお金の節約になるという経済的なメリットもあります。
自宅で簡単に枝毛をカットできるため、初期投資はかかりますが、長期的に見ると金銭的なメリットがあるでしょう。
枝毛カッターは、正しく使えば枝毛を減らし髪の見た目をケアする効果がありますが、使い方に慣れが必要で、髪質によっては効果に個人差があります。
根本的な髪の健康改善には、適切な保湿やケアも併せて行うことが大切です。
まとめ
枝毛は髪の毛が縦方向に裂けて毛先が枝のように分かれた状態で、髪の3層構造(キューティクル、コルテックス、メデュラ)のうち、キューティクルが損傷することで発生します。
主な原因は薬剤(ヘアカラーやパーマ)、摩擦、熱の3つのダメージであり、これらが蓄積することで髪が傷み、枝毛が生じやすくなります。
髪の健康を維持するためには、日常のヘアケアを見直し、適切な方法で枝毛を予防・対処することが重要です。
本記事で紹介した枝毛の原因や対策方法を参考に、自分の髪質や生活習慣に合ったケア方法を取り入れてみましょう。
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