「髪の毛がチリチリになる原因は?」
「チリチリな髪の毛のケア方法は?」
髪の毛がチリチリになる主な原因は、以下です。
- カラー・パーマ・ブリーチなどの化学処理
- ヘアアイロンやドライヤーの熱ダメージ
- 髪の自然乾燥
- 紫外線によるダメージ
- 加齢による髪質※の変化
- 摩擦によるダメージ
上記の要因により髪のキューティクルが開いて内部構造が変化し、タンパク質の結合がねじれることでチリチリした状態になります。
ケア方法としては、ダメージ部分のカット、保湿力・補修力の高いトリートメントの使用、髪に優しいヘアアイロンの活用、正しい髪の乾かし方が効果的です。
今回は、「髪の毛がチリチリになる原因」や「効果的なケア方法」について詳しく解説していきます。
毎日のヘアケアを見直して、健やかで美しい髪を取り戻しましょう。
※うるおいによる髪の質感のこと
髪の毛がチリチリになる原因7つ

髪の毛がチリチリになってしまうのは、多くの人が抱える髪の悩みの一つです。
チリチリ髪の原因は下記の7つです。
- カラー・パーマ・ブリーチなどの化学処理
- ヘアアイロンやドライヤーの熱ダメージ
- 髪の自然乾燥
- 紫外線によるダメージ
- 更年期・加齢による髪質※の変化
- 摩擦によるダメージ
- 遺伝による生まれつきの髪質
※うるおいによる髪の質感のこと
それぞれの原因について紹介していきます。
カラー・パーマ・ブリーチなどの化学処理

カラー・パーマ・ブリーチなどの化学処理は、髪がチリチリになる原因の一つです。
髪は本来弱酸性の性質を持っていますが、化学処理で使用される薬剤はアルカリ性のものが多いためです。
アルカリ性の薬剤が髪に作用すると、キューティクルが開いて髪の内部構造が変化し、たんぱく質の結合がねじれたり変性したりします。
その結果、髪がアルカリ性に傾いてダメージを受け、チリチリした状態になってしまいます。
化学処理後は適切なアフターケアを行い、髪のpHバランスを整えることが重要です。
ヘアアイロンやドライヤーの熱ダメージ
髪の毛がチリチリになってしまう原因の多くは、ヘアアイロンやドライヤーによる熱ダメージです。
熱ダメージが起こる理由は、髪の主成分であるケラチンというタンパク質が熱によって変性してしまうからです。
乾いた髪では130℃以上、濡れた髪では60~70℃という低い温度でもタンパク質の変性が始まります。
なぜなら、卵に熱を加えると固まって元に戻らないのと同じ現象で、一度変性した髪は元の状態に戻すことができません。
ダメージを防ぐためには、アイロンの温度を120~150℃に設定し、同じ箇所に連続して当てないことが重要です。
このように、適切な温度設定と正しい使い方を心がけることで、チリチリ髪を防ぎ、美しい髪を保つことができます。
ドライヤーの温度については以下の記事もご覧ください。

髪の自然乾燥
髪の自然乾燥は、髪がチリチリになる大きな原因のひとつです。
なぜなら、ぬれた髪はキューティクルが開いた状態で最も弱く、ダメージを受けやすくなっているからです。
具体的には、キューティクルが開いたままだと髪内部の水分が蒸発しやすく、摩擦や紫外線などの刺激にも弱くなります。
また、ぬれた髪を放置すると摩擦が発生してキューティクルがはがれやすくなり、水分が抜けやすくなってしまいます。
このような状態が続くことで、髪にダメージが蓄積し、だんだんチリチリになっていくのです。
髪の自然乾燥については以下の記事もご覧ください。

紫外線によるダメージ

紫外線は髪のキューティクルを破壊し、内部の水分や栄養が流れ出る原因になります。
紫外線を浴びた髪はタンパク質が変化し、髪内部の空洞化が進むことがわかっています。
その結果、髪の水分が蒸発しやすくなり、乾燥やキューティクルの剥がれが起こって、チリチリした状態になってしまいます。
具体的には、夏場の強い紫外線を浴びると、髪のキューティクルが損傷し、さらに髪の内側までダメージが進行します。
上記により乾燥やパサつき、枝毛、切れ毛、まとまりづらさなどが起こりやすくなります。
更年期・加齢による髪質※の変化
年齢を重ねることで髪がチリチリになる主な理由は、毛穴の形状変化とホルモンバランスの乱れにあります。
加齢により毛穴が歪むと、生えてくる髪がうねりやすくなり、ホルモンバランスの乱れが健やかな髪の生育に悪影響を及ぼします。
また、髪の水分量が減少することで、コルテックスの細胞構造に偏りが生じ、水分の少ない部分は収縮し、水分を吸った部分は膨らむため、髪がうねってしまうのです。
具体的には、今までの生活習慣によって毛穴の汚れが蓄積され、毛穴を塞いだり狭くしたりすることで、髪がまっすぐに生えにくくなります。
※うるおいによる髪の質感のこと
摩擦によるダメージ
摩擦が髪にダメージを与える理由は、髪の表面を覆うキューティクルが傷つきやすいからです。
特に濡れた状態の髪は、キューティクルが完全に閉じていないため、より傷みやすくなっています。
具体的な摩擦の原因としては、強い力でのブラッシングや、こすりながら行うタオルドライが挙げられます。
また、濡れた髪を無理にブラッシングすることも、ちょっとした摩擦でキューティクルが剥がれる原因となります。
遺伝による生まれつきの髪質
生まれつき髪の毛がチリチリしているのは、遺伝的な場合があります。
髪質は、毛根の形状・毛髪中のタンパク質バランス・皮脂分泌量などの遺伝的要素によって決まるからです。
日本人の約7〜8%は「縮毛(ちぢれ毛)」の遺伝的特徴を持っており、湿度の影響を受けやすいことが知られています。
以下では「クセ毛」と「遺伝的チリチリ毛」の違いをまとめました。
| 項目 | クセ毛 | 遺伝的チリチリ毛(縮毛) |
|---|---|---|
| 原因 | ホルモン・生活習慣・軽い遺伝要素などの影響 | 毛根や毛髪構造の強い遺伝的形状異常 |
| 髪の形状 | 波状(ゆるやかなくせ) | 細かく縮れた形状(螺旋状) |
| 湿度の影響 | 高湿度でうねりやすい | 湿度で強く広がる |
| 対応ケア | うねり対策シャンプー・保湿トリートメント | 髪質改善・弱酸性縮毛矯正・内部補修中心のケア |
| 改善の可能性 | 生活習慣やケアで軽減可能 | 完全な改善は困難、ケアで抑えることが中心 |
生まれつきのチリチリ毛はダメージによるものではないため、治すことはできません。
構造に合わせた保湿・補修ケアでは、扱いやすく整えることが可能です。
自分の髪質を理解し、湿度や熱ダメージに強い日常ケアを意識しましょう。
髪の毛がチリチリになった時の自宅でできるケア方法

髪の毛がチリチリになった時の自宅でできるケア方法は、主に5つあります。
- チリチリの部分をカットする
- 保湿力・補修力の高いトリートメントを使う
- 髪に優しいドライヤーを使用する
- 正しい手順で髪を乾かす
- ヘアアイロンの温度を下げる
チリチリの部分をカットする
髪の毛がチリチリになってしまったときは、ダメージを受けた部分のみをカットするようにしましょう。
なぜなら、一度チリチリになってしまった髪の毛は、トリートメントなどでケアしても完全に元の状態に戻すことは難しいからです。
現在の技術では、ビビリ毛になってしまった部分は誤魔化すことができても、健康な状態に戻すことはできません。
チリチリの髪は見た目や手触りが悪いだけでなく、さらなるダメージの原因にもなります。思い切ってカットすることで、髪がリセットされて手っ取り早く対処できるでしょう。
保湿力・補修力の高いトリートメントを使う

チリチリ髪には保湿力と補修力の高いトリートメントを使うことも効果的です。
ダメージをケアするには、髪の内部に栄養を浸透させて補修し、同時に水分を保持する力を高める必要があります。
- ケラチン成分配合のもの(毛髪補修効果)
- セラミド配合のもの(保湿効果)
- ヒートプロテクト成分入りのもの(熱ダメージ防止)
- ヘマチン配合のもの(ダメージ補修)
- 加水分解コラーゲン配合のもの(ハリコシ向上)
- 植物由来オイル配合のもの(保湿・栄養補給)
また、洗い流さないトリートメントのミストやミルクタイプは、濡れた髪のキューティクルが開いた状態で使用することで、より効果的に栄養を浸透させることができます。
保湿と補修の両方にアプローチすることで、チリチリ髪をケアし、なめらかな髪質※へと導くことができるでしょう。
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髪に優しいドライヤーを使用する
髪に優しいヘアアイロンやドライヤーを使うことで、ダメージを最小限に抑えながら美しい髪を目指せます。
新しいヘアアイロンやドライヤーには、ナノサイズのミストで髪にうるおいを与えながら乾かす機能や、プラスとマイナス両方のイオンで広がりを抑える技術が搭載されています。
さらに、ヒアルロン酸ナトリウム(補修)や加水分解ケラチンなどの美容成分をミスト化して髪内部に届けることで、髪の補修と保湿を同時に行えます。
- 低温設定機能:髪への熱ダメージを抑えるために、温度調節が細かくできることが大切です。また、セラミックプレートは熱が均一に伝わり、髪を傷めにくい素材として知られています。
- イオン機能:マイナスイオンが髪の静電気を抑え、まとまりやすくしてくれます。さらに、スチーム機能があれば水分を補給しながらスタイリングできるため、乾燥を防ぐことができます。
このように、髪に優しいヘアアイロンやドライヤーを選ぶことで、チリチリ髪の悩みを根本からケアできます。
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正しい手順で髪を乾かす

髪のチリチリを防ぐには、タオルドライから冷風仕上げまでの正しい手順で乾かすことが重要です。
- タオルドライでしっかりと水分を取る(ゴシゴシこすらずに挟んでトントンする)
- 洗い流さないトリートメントで保湿する
- 粗歯のブラシで軽くとかす
- 根元から強温風で8割程度乾かす
- ドライヤーは10〜15cm離し、同じ場所に当て続けない
- 弱温風でスタイリングを整える
- 最後に冷風で仕上げてクセを固定する
上記の手順を守ることで、チリチリ髪の進行を防ぎ、まとまりのある美しい髪に仕上げることができます。
髪の乾かし方については以下の記事もご覧ください。

ヘアアイロンの温度を下げる
チリチリ髪を悪化させないためには、ヘアアイロンの温度を下げて使用することが重要です。
高温設定は髪内部のタンパク質を変性させ、硬くパサついた質感を引き起こす原因になります。
毛髪は主にケラチンというタンパク質でできており、170℃を超える熱を繰り返し当てると内部構造が変化(熱変性)するからです。
以下では、温度別の髪への影響とおすすめの使用目安をまとめました。
| アイロン温度 | 髪への影響 | おすすめの使用対象 |
|---|---|---|
| 120〜140℃ | ダメージが少なく、軽いくせ直しに適している | ダメージ毛・細毛 |
| 150〜170℃ | 通常のセットに適した温度帯 | 健康毛・普通毛 |
| 180℃以上 | 髪のタンパク質が変性しチリチリの原因になる | 使用非推奨(特に毎日はNG) |
アイロンの温度を下げることで、髪内部のタンパク質を守り、チリチリやパサつきを防ぐことができます。
毎日のスタイリングでは「低温・短時間・保護ケア」を意識し、髪の健康を保ちながら美しいツヤ髪を維持しましょう。
髪の毛がチリチリになった時のサロンでできるケア方法

以下では、髪の毛がチリチリになった時のサロンでできるケア方法を解説します。
- 縮毛矯正・酸熱トリートメントなどの施術を受ける
- 美容師へ自分に合うケア方法を相談する
チリチリになった髪は自宅ケアだけでは限界があり、サロンでの施術を受けることが最も効果的な方法です。
サロンケアは「即効性」と「内部修復力」に優れており、チリチリ毛の再生には欠かせません。
自分の髪質やダメージ度合いに合わせて、縮毛矯正・酸熱トリートメント・髪質改善の中から適した施術を選ぶことで、まとまりのあるツヤ髪を取り戻すことができます。
縮毛矯正・酸熱トリートメントなどの施術を受ける

チリチリになった髪を根本的に整えたい場合は、縮毛矯正・酸熱トリートメントなどの施術を受けることが効果的です。
縮毛矯正・酸熱トリートメントなどの施術は、髪内部の構造を整え、うねりやパサつきを抑えてツヤを取り戻すことができます。
施術ごとのそれぞれの効果や向いている髪質は、以下の通りです。
| 施術名 | 主な効果 | 向いている髪質 | 持続期間 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| 縮毛矯正 | クセやチリチリをストレートに矯正 | 強いくせ毛・広がる髪 | 約3〜6ヶ月 | 薬剤や熱による負担が大きい |
| 酸熱トリートメント | 髪内部を補修しながらまとまりとツヤを与える | 軽度のチリつき・エイジング毛 | 約1〜2ヶ月 | 効果維持には継続施術が必要 |
縮毛矯正は薬剤と熱の力で髪の結合を再構築し、まっすぐな形に固定します。
酸熱トリートメントは酸の力で歪んだ結合を補正しながら、トリートメント成分で内部を補修することが可能です。
サロンケアしたい場合は、縮毛矯正・酸熱トリートメントなどの施術を検討してみましょう。
美容師へ自分に合うケア方法を相談する
髪のチリチリを効果的に改善するには、美容師へ自分に合うケア方法を相談してみましょう。
髪の状態は人それぞれ異なるため、自己判断でケアを行うと逆効果になる場合があるからです。
美容師は毛髪診断のプロであり、髪質・施術履歴・生活習慣などを踏まえて適した改善プランを提案してくれます。
たとえば、同じチリチリ毛でも「ブリーチによるダメージ毛」と「生まれつきのくせ毛」では対処法がまったく異なります。
サロンでのケアを検討する場合は、美容師へ以下の内容を伝えましょう。
- 施術前には今までのカラー・パーマ履歴を正確に伝える
- 理想の仕上がり(ツヤ重視・ボリューム重視など)を共有する
- 提案された施術内容に対し、持続期間やメンテナンス頻度を確認する
- 美容師の判断に基づき、ホームケア製品や頻度を見直す
サロンでは髪質を見極めてもらうことで、自分に合ったケア方法を効率的に実践でき、長期的に美しい髪を維持できるようになります。
チリチリになった髪の毛を補修する際の注意点

以下では、チリチリになった髪の毛を補修する際の注意点を解説します。
- 毎日できない場合は集中ケアを取り入れる
- 過度なヘアカラーやパーマを避ける
- 自分の髪質に合った製品を選ぶ
- ダメージでチリチリになった髪は自然に治ることはない
チリチリになった髪を補修する際は、過度な施術や誤ったケアを避け、髪の状態に合わせて段階的に回復を目指すことが大切です。
チリチリ毛は内部のタンパク質や水分が失われた「深刻なダメージ毛」であり、無理な処置を行うと悪化する危険があります。
髪の毛を補修する際は、以下で解説する注意点を参考にしてみてください。
毎日できない場合は集中ケアを取り入れる
毎日補修できない場合は、集中ケアを取り入れましょう。
日常的に時間をかけられない人は、定期的な深層補修を行うことでダメージの進行を防ぎ、髪のツヤやまとまりを維持できるからです。
チリチリ髪は内部のタンパク質と水分が不足しており、通常のリンスや軽いトリートメントでは補いきれません。
週1〜2回でも集中補修タイプのトリートメントを使うことで、キューティクルの隙間を埋め、保湿効果を長持ちさせることができます。
以下では、時間がない人でも取り入れやすい集中ケア方法の例をまとめました。
| ケア方法 | 頻度の目安 | ポイント |
|---|---|---|
| インバストリートメント(集中補修タイプ) | 週2〜3回 | ホットタオルで包み5〜10分放置 |
| ナイトトリートメント/ヘアマスク | 週1〜2回 | 寝ている間に内部補修を促進 |
| サロンの集中ケアトリートメント | 月1回 | 自宅ケアで補えない深層補修に効果的 |
チリチリ毛の補修は、頻度より継続が大切です。
毎日手をかけられなくても、週に数回の集中ケアで髪内部に栄養を補うことで、傷みにくい健康な髪質へ導くことができます。
過度なヘアカラーやパーマを避ける

チリチリ髪を補修・予防するためには、過度なヘアカラーやパーマを避けましょう。
ヘアカラーやパーマ剤には、髪内部のタンパク質や水分を流出させる「アルカリ剤や過酸化水素などの強い化学成分」が含まれているからです。
以下では、ヘアカラーやパーマによるダメージリスクについてまとめました。
| 施術内容 | 理想的な間隔 | ダメージリスク | 対応策 |
|---|---|---|---|
| カラー(通常) | 6〜8週間 | 中 | トリートメント併用・部分リタッチ推奨 |
| ブリーチカラー | 3ヶ月以上 | 高 | 同時にパーマ・縮毛矯正を避ける |
| パーマ/デジタルパーマ | 2〜3ヶ月 | 中〜高 | 酸性パーマ剤やケアブリーチを選ぶ |
| カラー+パーマ同時施術 | 非推奨 | 高い | 施術を分けて行う |
ヘアカラーやパーマは「間隔を空ける」「薬剤を選ぶ」「施術後のケアを徹底する」の3つを意識すれば、チリチリ毛の悪化を防ぎながらおしゃれを楽しむことができます。
髪を長期的に守るためにも、無理な施術スケジュールは避けましょう。
自分の髪質に合った製品を選ぶ
チリチリ髪を補修・予防するためには、自分の髪質に合った製品を選びましょう。
髪の状態に合わないシャンプーやトリートメントは、乾燥や広がりを悪化させる場合があるからです。
髪質は「太さ」「水分量」「油分量」「ダメージ度合い」によって必要な成分が異なります。
たとえば、細毛には軽い保湿成分、太く硬い髪には柔軟性を与える油分が効果的です。
以下では、髪質別におすすめの成分とケア製品のタイプをまとめました。
| 髪質タイプ | 特徴 | 向いている成分・ケア製品 |
|---|---|---|
| 細毛・軟毛 | ボリュームが出にくく、絡まりやすい | アミノ酸系シャンプー、軽めのミルクタイプトリートメント |
| 剛毛・多毛 | 広がりやすく、硬さが出やすい | 植物オイル配合トリートメント(アルガン・ホホバなど) |
| カラー・ブリーチ毛 | パサつき・切れ毛・退色が気になる | ケラチン・セラミド・CMC補修成分入り集中トリートメント |
| 加齢・エイジング毛 | 弾力・ツヤの低下 | コラーゲン・エルカラクトン・抗酸化オイル配合製品 |
髪質は、美容師に診断をしてもらうと製品選びを正確にすることが可能です。
チリチリの髪の毛には「補修力・保湿力・軽さ」のバランスを取ることで、扱いやすくツヤのある髪を維持できます。
ダメージでチリチリになった髪は自然に治ることはない
ダメージでチリチリになった髪は、自然に治ることはありません。
髪は「死んだ細胞(角化細胞)」でできており、皮膚のような自己修復機能を持たないため、放置しても回復することはないからです。
髪は内部構造が壊れると、髪の強度や弾力が失われ、どれだけ時間をかけても自然には再生しません。
ダメージ毛は自然に治ることはありませんが、正しいケアを続けることで健康に見える髪へ導くことは可能です。
チリチリの髪の毛に関するよくある質問
チリチリの髪の毛に関するよくある質問をまとめました。
くせ毛のケアやダメージ予防について悩んでいる方は、こちらもぜひ参考にしてください。
- ジリジリした髪の毛が気になるのですが、抜いても大丈夫ですか?
- チリチリ髪を直そうとして失敗しやすいパターンにはどのようなものがありますか?
- チリチリ髪を予防する方法はありますか?
- 毛先だけがチリチリしているのはなぜですか?
- チリチリになった髪の毛は完全に治せますか?
- 突然髪の毛がチリチリになる原因は?
ジリジリした髪の毛が気になるのですが、抜いても大丈夫ですか?
チリチリした髪の毛は絶対に抜いてはいけません。
髪を抜くことで毛根がダメージを受け、さらに悪い状態の髪が生えてくるからです。
ヘアサイクルは成長期、退行期、休止期をくりかえしていますが、くせ毛が気になるからといって成長期の髪を抜いてしまうと毛根が傷んでしまいます。
髪を抜くと頭皮や毛根にダメージをあたえ、毛穴のゆがみをひきおこす場合があります。
ゆがんだ毛穴からは、毛の太さがばらけてねじれた毛が生えやすくなります。
チリチリ髪を直そうとして失敗しやすいパターンにはどのようなものがありますか?
チリチリ髪を直そうとして失敗しやすいパターンには、以下のようなものがあります。
| 失敗パターン | 原因 | 結果・影響 |
|---|---|---|
| ダメージヘアに縮毛矯正をかける | すでに傷んだ髪に強い薬剤を使用 | 髪の芯であるメデュラが損傷してさらにチリチリが悪化 |
| 不適切な薬剤選定 | 髪質※に合わない強すぎる薬剤を使用 | 過収斂反応(かしゅうれんはんのう)やタンパク変性を引き起こす |
| ヘアアイロンの当てすぎ | 高温や長時間の熱処理 | 髪のタンパク質が固まって元に戻らなくなる |
| 連続でのパーマやカラー | ブリーチやデジタルパーマなどを組み合わせ | 髪への負担が増してビビリ毛になる |
| 美容師の技術不足 | 経験や知識が少ない美容師による施術 | 適切な判断ができずに失敗リスクが高まる |
チリチリ髪の修正は難易度が高く、誤った直し方を試すと、かえって状況が悪化する可能性があります。
※うるおいによる髪の質感のこと
チリチリ髪を予防する方法はありますか?
チリチリ髪を予防する方法は、以下の通りです。
| 予防方法 | 詳細 | 効果 |
|---|---|---|
| 正しいヘアケア方法を実践する | 保湿成分を豊富に含むシャンプーを選び、頭皮を中心に指の腹で優しくマッサージしながら洗う | 髪と頭皮の健康を保ち、ダメージを最小限に抑える |
| 洗い流さないトリートメントを使用する | 髪の表面をコーティングし、湿気から髪を保護する | うるおいを維持し、外部からのダメージを防ぐ |
| 髪を速やかに乾かす | 濡れた状態で放置せず、ドライヤーで根元から毛先にかけて上から順番に乾かす | うねりの発生を防ぎ、髪の形状を整える |
| 正しいブラッシングを行う | 毛先のもつれをほどいてから、髪の内側と外側を上から下にとかす | 髪への摩擦ダメージを減らし、なめらかな髪質※を保つ |
| 栄養バランスの取れた食事を心がける | タンパク質、亜鉛、ビタミン類などの栄養素を摂取する | 髪の成長をサポートし、内側から美しい髪を育てる |
| 紫外線対策を行う | 帽子や日傘を使用して髪を保護する | 紫外線による髪のダメージを防ぎ、髪質※の劣化を予防する |
このように日々のケアを見直すことで、チリチリ髪を予防することができます。
※うるおいによる髪の質感のこと
毛先だけがチリチリしているのはなぜですか?
毛先だけがチリチリしているのは、毛先が最もダメージを受けやすい部分だからです。
毛先は髪の中で最も古い部分であり、長期間にわたってさまざまなダメージが蓄積されています。
髪の表面を覆っているキューティクルが、紫外線やパーマ、カラーリングの影響などにより開いたりはがれたりすると、そこから水分が抜け出して乾燥しやすくなるのです。
また、ヘアアイロンの熱やブラッシングによる摩擦も、毛先により強く影響を与えます。
チリチリになった髪の毛は完全に治せますか?
一度チリチリになった髪の毛は、完全に元の状態へ戻すことはできません。
髪の損傷は自然には再生されず、切除するか、補修成分を補って見た目を整えるしかないからです。
「健康な見た目」や「手触りの改善」は、正しいケアと施術によって可能です。
一度損傷した髪の毛は「治す」よりも「ダメージを進行させない」ケアが必要になります。
チリチリになった髪の毛は「完全修復」を目指すのではなく、適切な施術と継続的なケアで育てることが、最も現実的で効果的な解決策です。
突然髪の毛がチリチリになる原因は?
突然髪の毛がチリチリになる原因は、外的ダメージ、または内的要因が関係している場合があります。
外的ダメージと内的要因の具体的な内容は、以下の通りです。
| 外的ダメージ | 熱・薬剤・紫外線など |
|---|---|
| 内的要因 | ホルモン変化・栄養不足・ストレスなど |
髪質は、普段通りのケアをしていても、環境や体調の変化によって急に悪化することがあります。
たとえば、更年期や出産後に髪が急に細くチリつくのは、ホルモンの乱れによる内的要因です。
寝具の摩擦・静電気など、日常の小さな刺激は、外的ダメージになります。
突然髪の毛がチリチリになった場合は、まず原因を見極め、生活習慣やケア方法を見直しましょう。
まとめ
今回紹介した原因と対処法を理解し、日々のヘアケアを見直すことで、チリチリ髪の進行を防ぎ、健やかな髪質※を取り戻すことができます。
まずは洗い流さないトリートメントの使用や正しいドライヤーの使い方から始めて、髪への負担を最小限に抑えるケアを心がけましょう。
チリチリ髪は一度なってしまうと完全に元に戻すことは難しいものの、適切なケアと予防策を継続することで、髪質※を対策できます。
毎日のヘアケアを大切にして、美しい髪を手に入れてください。
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