「髪の毛がチリチリになる原因は?」
「チリチリな髪の毛のケア方法は?」
髪の毛がチリチリになる主な原因は、以下です。
- カラー・パーマ・ブリーチなどの化学処理
- ヘアアイロンやドライヤーの熱ダメージ
- 髪の自然乾燥
- 紫外線によるダメージ
- 加齢による髪質※の変化
- 摩擦によるダメージ
上記の要因により髪のキューティクルが開いて内部構造が変化し、タンパク質の結合がねじれることでチリチリした状態になります。
ケア方法としては、ダメージ部分のカット、保湿力・補修力の高いトリートメントの使用、髪に優しいヘアアイロンの活用、正しい髪の乾かし方が効果的です。
今回は、「髪の毛がチリチリになる原因」や「効果的なケア方法」について詳しく解説していきます。
毎日のヘアケアを見直して、健やかで美しい髪を取り戻しましょう。
※うるおいによる髪の質感のこと
髪の毛がチリチリになる原因

髪の毛がチリチリになってしまうのは、多くの人が抱える髪の悩みの一つです。
チリチリ髪の原因は下記の6つです。
- カラー・パーマ・ブリーチなどの化学処理
- ヘアアイロンやドライヤーの熱ダメージ
- 髪の自然乾燥
- 紫外線によるダメージ
- 加齢による髪質※の変化
- 摩擦によるダメージ
※うるおいによる髪の質感のこと
それぞれの原因について紹介していきます。
カラー・パーマ・ブリーチなどの化学処理
カラー・パーマ・ブリーチなどの化学処理は、髪がチリチリになる原因の一つです。
髪は本来弱酸性の性質を持っていますが、これらの化学処理で使用される薬剤はアルカリ性のものが多いためです。
アルカリ性の薬剤が髪に作用すると、キューティクルが開いて髪の内部構造が変化し、たんぱく質の結合がねじれたり変性したりします。
その結果、髪がアルカリ性に傾いてダメージを受け、チリチリした状態になってしまいます。
化学処理後は適切なアフターケアを行い、髪のpHバランスを整えることが重要です。
ヘアアイロンやドライヤーの熱ダメージ
髪の毛がチリチリになってしまう原因の多くは、ヘアアイロンやドライヤーによる熱ダメージです。
熱ダメージが起こる理由は、髪の主成分であるケラチンというタンパク質が熱によって変性してしまうからです。
乾いた髪では130℃以上、濡れた髪では60~70℃という低い温度でもタンパク質の変性が始まります。
これは卵に熱を加えると固まって元に戻らないのと同じ現象で、一度変性した髪は元の状態に戻すことができません。
ダメージを防ぐためには、アイロンの温度を120~150℃に設定し、同じ箇所に連続して当てないことが重要です。
このように、適切な温度設定と正しい使い方を心がけることで、チリチリ髪を防ぎ、美しい髪を保つことができます。
髪の自然乾燥
髪の自然乾燥は、髪がチリチリになる大きな原因のひとつです。
なぜなら、ぬれた髪はキューティクルが開いた状態で最も弱く、ダメージを受けやすくなっているからです。
具体的には、キューティクルが開いたままだと髪内部の水分が蒸発しやすく、摩擦や紫外線などの刺激にも弱くなります。
また、ぬれた髪を放置すると摩擦が発生してキューティクルがはがれやすくなり、水分が抜けやすくなってしまいます。
このような状態が続くことで、髪にダメージが蓄積し、だんだんチリチリになっていくのです。
紫外線によるダメージ
紫外線は髪のキューティクルを破壊し、内部の水分や栄養が流れ出る原因になります。
紫外線を浴びた髪はタンパク質が変化し、髪内部の空洞化が進むことがわかっています。
その結果、髪の水分が蒸発しやすくなり、乾燥やキューティクルの剥がれが起こって、チリチリした状態になってしまいます。
具体的には、夏場の強い紫外線を浴びると、髪のキューティクルが損傷し、さらに髪の内側までダメージが進行します。
上記により乾燥やパサつき、枝毛、切れ毛、まとまりづらさなどが起こりやすくなります。
加齢による髪質※の変化
年齢を重ねることで髪がチリチリになる主な理由は、毛穴の形状変化とホルモンバランスの乱れにあります。
加齢により毛穴が歪むと、生えてくる髪がうねりやすくなり、ホルモンバランスの乱れが健やかな髪の生育に悪影響を及ぼします。
また、髪の水分量が減少することで、コルテックスの細胞構造に偏りが生じ、水分の少ない部分は収縮し、水分を吸った部分は膨らむため、髪がうねってしまうのです。
具体的には、これまでの生活習慣によって毛穴の汚れが蓄積され、毛穴を塞いだり狭くしたりすることで、髪がまっすぐに生えにくくなります。
※うるおいによる髪の質感のこと
摩擦によるダメージ
摩擦が髪にダメージを与える理由は、髪の表面を覆うキューティクルが傷つきやすいからです。
特に濡れた状態の髪は、キューティクルが完全に閉じていないため、より傷みやすくなっています。
具体的な摩擦の原因としては、強い力でのブラッシングや、こすりながら行うタオルドライが挙げられます。
また、濡れた髪を無理にブラッシングすることも、ちょっとした摩擦でキューティクルが剥がれる原因となります。
髪の毛がチリチリになった時の対処法

髪の毛がチリチリになった時の対処法は、主に4つあります
- チリチリの部分をカットする
- 保湿力・補修力の高いトリートメントを使う
- 髪に優しいドライヤーを使用する
- 髪を正しく乾かす
チリチリの部分をカットする
髪の毛がチリチリになってしまったときは、ダメージを受けた部分のみをカットするようにしましょう。
なぜなら、一度チリチリになってしまった髪の毛は、トリートメントなどでケアしても完全に元の状態に戻すことは難しいからです。
現在の技術では、ビビリ毛になってしまった部分は誤魔化すことができても、健康な状態に戻すことはできません。
チリチリの髪は見た目や手触りが悪いだけでなく、さらなるダメージの原因にもなります。思い切ってカットすることで、髪がリセットされて手っ取り早く対処できるでしょう。
保湿力・補修力の高いトリートメントを使う
チリチリ髪には保湿力と補修力の高いトリートメントを使うことも効果的です。
ダメージをケアするには、髪の内部に栄養を浸透させて補修し、同時に水分を保持する力を高める必要があります。
- ケラチン成分配合のもの(毛髪補修効果)
- セラミド配合のもの(保湿効果)
- ヒートプロテクト成分入りのもの(熱ダメージ防止)
- ヘマチン配合のもの(ダメージ補修)
- 加水分解コラーゲン配合のもの(ハリコシ向上)
- 植物由来オイル配合のもの(保湿・栄養補給)
また、洗い流さないトリートメントのミストやミルクタイプは、濡れた髪のキューティクルが開いた状態で使用することで、より効果的に栄養を浸透させることができます。
保湿と補修の両方にアプローチすることで、チリチリ髪をケアし、なめらかな髪質※へと導くことができるでしょう。
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髪に優しいドライヤーを使用する
髪に優しいヘアアイロンやドライヤーを使うことで、ダメージを最小限に抑えながら美しい髪を目指せます。
最新のヘアアイロンやドライヤーには、ナノサイズのミストで髪にうるおいを与えながら乾かす機能や、プラスとマイナス両方のイオンで広がりを抑える技術が搭載されています。
さらに、ヒアルロン酸ナトリウム(補修)や加水分解ケラチンなどの美容成分をミスト化して髪内部に届けることで、髪の補修と保湿を同時に行えます。
- 低温設定機能:髪への熱ダメージを抑えるために、温度調節が細かくできることが大切です。また、セラミックプレートは熱が均一に伝わり、髪を傷めにくい素材として知られています。
- イオン機能:マイナスイオンが髪の静電気を抑え、まとまりやすくしてくれます。さらに、スチーム機能があれば水分を補給しながらスタイリングできるため、乾燥を防ぐことができます。
このように、髪に優しいヘアアイロンやドライヤーを選ぶことで、チリチリ髪の悩みを根本からケアできます。
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髪を正しく乾かす
髪のチリチリを防ぐには、タオルドライから冷風仕上げまでの正しい手順で乾かすことが重要です。
- タオルドライでしっかりと水分を取る(ゴシゴシこすらずに挟んでトントンする)
- 洗い流さないトリートメントで保湿する
- 粗歯のブラシで軽くとかす
- 根元から強温風で8割程度乾かす
- ドライヤーは10〜15cm離し、同じ場所に当て続けない
- 弱温風でスタイリングを整える
- 最後に冷風で仕上げてクセを固定する
上記の手順を守ることで、チリチリ髪の進行を防ぎ、まとまりのある美しい髪に仕上げることができます。
チリチリの髪の毛に関するよくある質問
チリチリの髪の毛に関するよくある質問をまとめました。
くせ毛のケアやダメージ予防について悩んでいる方は、こちらもぜひ参考にしてください。
ジリジリした髪の毛が気になるのですが、抜いても大丈夫ですか?
チリチリした髪の毛は絶対に抜いてはいけません。
髪を抜くことで毛根がダメージを受け、さらに悪い状態の髪が生えてくるからです。
ヘアサイクルは成長期、退行期、休止期をくりかえしていますが、くせ毛が気になるからといって成長期の髪を抜いてしまうと毛根が傷んでしまいます。
髪を抜くと頭皮や毛根にダメージをあたえ、毛穴のゆがみをひきおこす場合があります。
ゆがんだ毛穴からは、毛の太さがばらけてねじれた毛が生えやすくなります。
チリチリ髪を直そうとして失敗しやすいパターンにはどのようなものがありますか?
チリチリ髪を直そうとして失敗しやすいパターンには、以下のようなものがあります。
失敗パターン | 原因 | 結果・影響 |
---|---|---|
ダメージヘアに縮毛矯正をかける | すでに傷んだ髪に強い薬剤を使用 | 髪の芯であるメデュラが損傷してさらにチリチリが悪化 |
不適切な薬剤選定 | 髪質※に合わない強すぎる薬剤を使用 | 過収斂(かしゅうれん)やタンパク変性を引き起こす |
ヘアアイロンの当てすぎ | 高温や長時間の熱処理 | 髪のタンパク質が固まって元に戻らなくなる |
連続でのパーマやカラー | ブリーチやデジタルパーマなどを組み合わせ | 髪への負担が増してビビリ毛になる |
美容師の技術不足 | 経験や知識が少ない美容師による施術 | 適切な判断ができずに失敗リスクが高まる |
チリチリ髪の修正は難易度が高く、誤った直し方を試すと、かえって状況が悪化する可能性があります。
※うるおいによる髪の質感のこと
チリチリ髪を予防する方法はありますか?
チリチリ髪を予防する方法は、以下の通りです。
予防方法 | 詳細 | 効果 |
---|---|---|
正しいヘアケア方法を実践する | 保湿成分を豊富に含むシャンプーを選び、頭皮を中心に指の腹で優しくマッサージしながら洗う | 髪と頭皮の健康を保ち、ダメージを最小限に抑える |
洗い流さないトリートメントを使用する | 髪の表面をコーティングし、湿気から髪を保護する | うるおいを維持し、外部からのダメージを防ぐ |
髪を速やかに乾かす | 濡れた状態で放置せず、ドライヤーで根元から毛先にかけて上から順番に乾かす | うねりの発生を防ぎ、髪の形状を整える |
正しいブラッシングを行う | 毛先のもつれをほどいてから、髪の内側と外側を上から下にとかす | 髪への摩擦ダメージを減らし、なめらかな髪質※を保つ |
栄養バランスの取れた食事を心がける | タンパク質、亜鉛、ビタミン類などの栄養素を摂取する | 髪の成長をサポートし、内側から美しい髪を育てる |
紫外線対策を行う | 帽子や日傘を使用して髪を保護する | 紫外線による髪のダメージを防ぎ、髪質※の劣化を予防する |
このように日々のケアを見直すことで、チリチリ髪を予防することができます。
※うるおいによる髪の質感のこと
毛先だけがチリチリしているのはなぜですか?
毛先だけがチリチリしているのは、毛先が最もダメージを受けやすい部分だからです。
毛先は髪の中で最も古い部分であり、長期間にわたってさまざまなダメージが蓄積されています。
髪の表面を覆っているキューティクルが、紫外線やパーマ、カラーリングの影響などにより開いたりはがれたりすると、そこから水分が抜け出して乾燥しやすくなるのです。
また、ヘアアイロンの熱やブラッシングによる摩擦も、毛先により強く影響を与えます。
まとめ
今回紹介した原因と対処法を理解し、日々のヘアケアを見直すことで、チリチリ髪の進行を防ぎ、健やかな髪質※を取り戻すことができます。
まずは洗い流さないトリートメントの使用や正しいドライヤーの使い方から始めて、髪への負担を最小限に抑えるケアを心がけましょう。
チリチリ髪は一度なってしまうと完全に元に戻すことは難しいものの、適切なケアと予防策を継続することで、髪質※を対策できます。
毎日のヘアケアを大切にして、美しい髪を手に入れてください。
※うるおいによる髪の質感のこと
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