髪の毛がボサボサになる原因は?スグに使える対処法を解説

髪の毛がボサボサになる原因は?スグに使える対処法を解説

「髪がボサボサになる原因は?」

「ボサボサ髪を治す方法は?」

髪がボサボサになる主な原因は、以下の通りです。

髪がボサボサになる原因
  • 頭皮環境の悪化
  • ドライヤーによる熱ダメージ
  • 摩擦によるダメージ
  • カラーリングやパーマによるダメージ

頭皮環境が悪化すると毛母細胞が正常に髪を作れなくなり、手触りが悪くうねりが発生したボサボサ髪が生えてきてしまいます。

また、ドライヤーの熱が髪の主成分であるタンパク質を変性させることで、髪がダメージを受けてしまうのです。

今回は、「髪がボサボサになる4つの原因」や「髪のボサボサを治す4つの方法」などについて詳しく解説していきます。

髪のボサボサに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

目次

髪がボサボサになる原因

髪がボサボサになる原因

髪がボサボサになってしまう4つの原因をご紹介します。

髪がボサボサになる原因
  • 頭皮環境の悪化
  • ドライヤーによる熱ダメージ
  • 摩擦によるダメージ
  • カラーリングやパーマによるダメージ

頭皮環境の悪化

頭皮環境が悪化すると、毛母細胞が正常に髪を作れなくなり、手触りが悪く、うねりが発生したボサボサ髪が生えてきてしまいます。

頭皮は髪の毛が育つための土壌のようなもので、血液は髪の毛を育てるための養分のような役割を果たしています。

そのため、頭皮の状態が悪いと健康的でしなやかな髪が生えなくなってしまいます。

具体的には、皮脂や汚れの蓄積、シャンプーの流し残し、シリコンの蓄積などが毛根をつまらせる原因となります。

ドライヤーによる熱ダメージ

髪がボサボサになる原因の一つは、ドライヤーによる熱ダメージです。

ドライヤーの熱が髪にダメージを与える理由は、髪の主成分であるタンパク質が熱によって変性してしまうからです。

特に濡れた髪は熱に弱く、ドライヤーの吹き出し口は100℃から120℃の高温になるため、近づけすぎると髪がやけど状態になってしまいます。

また、濡れた髪の場合は60℃という比較的低い温度でもタンパク変性が起こりやすくなります。

摩擦によるダメージ

摩擦が髪に与える影響は深刻で、特に濡れた状態の髪は最もダメージを受けやすくなっています。

髪が濡れると水分によってキューティクルが柔らかくなり、普段よりもはがれやすい状態になるためです。

この状態でブラッシングやタオルドライを行うと、摩擦によってキューティクルが傷つき、髪の内部の栄養素が流出してしまいます。

具体的には、シャンプー時にゴシゴシと強くこすって洗ったり、濡れた髪を無理にブラッシングしたり、タオルドライで力を入れすぎたりすることが挙げられます。



カラーリングやパーマによるダメージ

カラーリングやパーマが髪を傷める理由は、薬剤が髪のタンパク質構造を破壊するためです。

パーマは髪の毛の結合を一度解除してから再結合させる処理であり、カラーは髪のタンパク質やメラニン色素を破壊して発色させます。

特にブリーチカラーは髪の構成要素を変化させるため、髪が弱くなってしまいます。

キューティクルが閉じるまでヘアカラーは1カ月、パーマは1週間程度かかるため、その間ずっとダメージを受け続けてしまいます。

髪のボサボサを治す方法4選

髪のボサボサを治す方法4選

髪のボサボサを治す方法は以下の通りです。

髪のボサボサを治す方法4選
  • ドライヤーを正しく使う
  • 頭皮に合うシャンプーを選ぶ
  • 頭皮や髪を保湿ケアする
  • バランスの良い食生活を心がける

上記のケア方法についてそれぞれ詳しく解説していきます。

ドライヤーを正しく使う

ドライヤーを正しく使うことで、髪のボサボサを防ぎ、美しい髪を手に入れることができます。

間違った使い方は髪にダメージを与え、ボサボサの原因となるためです。

ドライヤーの正しい使い方
  • タオルドライを十分に行う:ドライヤー前にしっかりと水分を取り、使用時間を短縮します
  • 根元から毛先の順番で乾かす:乾きにくい根元を最初に乾かし、毛先の乾かしすぎを防ぎます
  • 10~15cm離して使用する:近すぎると熱ダメージ、遠すぎると乾きにくくなります
  • 同じ場所に当て続けない:小刻みに振りながら熱を分散させ、髪の熱変性を防ぎます
  • 温風と冷風を使い分ける:8割程度まで温風で乾かし、最後に冷風で仕上げます
  • 風は上・横・後ろから当てる:乾かしムラを防ぎ、キューティクルの流れに沿って乾かします

濡れた髪をタオルで優しく押さえて水分を取り、洗い流さないトリートメントをつけてから、根元を中心に温風で乾かし、最後に冷風を当てることで、ボサボサ髪を軽減することができます。

頭皮に合うシャンプーを選ぶ

髪のボサボサを治すには、あなたの頭皮タイプに合ったシャンプーを選ぶことが最も重要です。

具体的には、乾燥肌の方にはアミノ酸系やベタイン系のマイルドな洗浄成分がおすすめです。

これらの成分は「ココイルグルタミン酸Na」や「コカミドプロピルベタイン」として表示されています。

オイリー肌の方は高級アルコール系の「ラウレス硫酸ナトリウム」などの洗浄力が高い成分を選ぶとよいでしょう。

また、ボサボサ髪には「ツバキオイル」や「ヒアルロン酸」などの保湿成分が配合されたものを選ぶと、しなやかな髪に導いてくれます。

頭皮や髪を保湿ケアする

ボサボサ髪の原因は乾燥にあるため、適切な保湿ケアを行うことで髪質がケアできます。

頭皮が潤うと髪のツヤが出て、なめらかな質感になり、乾燥による髪の広がりやくせ毛が軽減されます。

※うるおいによる髪の質感のこと

保湿ケア方法
  • 洗い流さないトリートメントを使用する
  • 頭皮用ローションで保湿する
  • ヘアオイルでマッサージする
  • セラミドやヒアルロン酸配合の製品を選ぶ

継続的な保湿ケアにより、ボサボサ髪は徐々にケアされ、まとまりやすい美しい髪へと変化していきます。

バランスの良い食生活を心がける

髪の主成分はタンパク質でできているため、栄養不足は髪のパサつきや枝毛の原因になります。

また、偏食や過度なダイエットによる栄養不足も髪のボサボサを悪化させる要因となります。

摂取すべき栄養素
  • タンパク質を積極的に摂る:肉類、魚、卵、大豆製品を毎日の食事に取り入れましょう
  • ビタミン類をバランス良く摂取:緑黄色野菜、果物からビタミンA・B群・C・Eを補給します
  • 亜鉛を意識して摂る:カキ、豚レバー、かつおぶしなどを週に数回食べましょう
  • 大豆イソフラボンを取り入れる:納豆、豆腐、豆乳を日常的に摂取します
  • 脂っこい食べ物や糖分を控える:揚げ物やお菓子の摂りすぎに注意しましょう
  • 主食・主菜・副菜を揃える:栄養バランスの取れた定食スタイルを心がけます

髪質のケアには3か月から半年かかるため、あせらずに継続することが大切です。バランスの良い食生活で、健康な髪を取り戻しましょう。

※うるおいによる髪の質感のこと

すぐに髪のボサボサを治したい時の対処法

すぐに髪のボサボサを治したい時の対処法

ボサボサ髪をすぐに対策する対処法は、主に3つあります。

すぐに髪のボサボサを治したい時の対処法
  • スタイリング剤を活用する
  • ヘアアイロンでクセを伸ばす
  • ドライヤーで根元からブローする

スタイリング剤を活用する

ボサボサ髪は適切なスタイリング剤を使えば、すぐに対策できます。

スタイリング剤には保湿効果とキープ力があるため、これらの問題を即座に解決できるからです。

髪の悩み対策方法使用するスタイリング剤
浮き毛対策ピンポイントで使用するスティック、バーム、スプレー
髪全体のボサボサ髪全体になじませるオイル、クリーム
ヘアアレンジ前事前になじませるミルク状スタイリング剤
仕上げ全体にツヤを出し紫外線から守るウェットタイプのヘアバーム
頭頂部の浮き毛表面に塗るマスカラ型、スティック型

スタイリング剤を髪の状態に合わせて選び、正しく使用することで、朝の忙しい時間でもボサボサ髪を簡単に整えることができます。

ヘアアイロンでクセを伸ばす

ヘアアイロンを正しく使用すれば、頑固なくせ毛も短時間でサラサラのストレートヘアに変身させることができます。

ヘアアイロンでケアする方法
  • 温度設定を140~160度にする
  • 挟む毛量を3~5cm幅と少なくする
  • 根元からヘアアイロンを入れる
  • 髪を上から下に向かって真っ直ぐ引く
  • 高温で素早く仕上げる
  • アイロン前にしっかりブラッシングする
  • 乾いた髪に使用する
  • 熱が冷めるまでまっすぐの状態を保つ

特に生え際のうねりや寝ぐせには、根元から垂直にアイロンを当てることで自然なストレートに仕上がります。

また、少ない毛量で挟むことで熱が均等に伝わり、一度でしっかりとクセを伸ばせるため、何度もアイロンを当てる必要がなくなります。

ドライヤーで根元からブローする

髪がボサボサになる主な原因は、乾燥や熱によるダメージの蓄積です。

根元から正しくブローすることで、髪の毛流れを整え、クセやうねりを抑えることができます。

おすすめのドライヤーの使い方
  1. タオルドライで髪の水分をやさしく拭き取る
  2. アウトバストリートメントを毛先中心につける
  3. ドライヤーを髪から15cmほど離して使用する
  4. 乾きにくい根元から先に乾かす
  5. 毛流れに沿って風を当てる
  6. 根元を手で押さえながらブローする
  7. 最後に上から下向きに冷風を当てる

上記の方法を実践することで、熱ダメージを最小限に抑えながら、まとまりのある髪に仕上げることができます。

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髪のボサボサに関するよくある質問

髪のボサボサに関するよくある質問をまとめました。

髪のボサボサに関するよくある質問
  • 髪がパサパサになるのは、どんな栄養が不足しているからですか?
  • 外出時に髪の毛がボサボサになって困ったときの対処法はありますか?
  • 縮毛矯正をしても髪がボサボサに戻るのはなぜですか?

髪がパサパサになるのは、どんな栄養が不足しているからですか?

髪がパサパサになるのは、主にタンパク質、ビタミン、亜鉛の不足が原因です。

髪の主成分であるケラチンはタンパク質から作られており、タンパク質が不足すると髪の内部の密度が低くなり、パサつきやうねりが生じます。

また、ケラチンの合成には亜鉛が必要不可欠で、亜鉛不足は頭皮環境の悪化や抜け毛の増加につながります。

さらに、ビタミンA、B、Eは髪の健やかな成長と良好な頭皮環境を保つために欠かせません。

外出時に髪の毛がボサボサになって困ったときの対処法はありますか?

外出先で髪がボサボサになってしまったときは、身近なアイテムを使って簡単に対処できます。

まずハンドクリームやリップグロスを少量手に取り、広がりが気になる部分になじませる方法があります。

ニベアの青缶をワックス代わりに使ったり、透明なリップグロスで前髪の毛先をまとめたりすることで、髪のまとまりを対策できます。

また、ヘアオイルを少量手に取り、広がりやはねが気になる部分になじませるだけで、髪のボリュームやくせをサッと抑えられます。

縮毛矯正をしても髪がボサボサに戻るのはなぜですか?

縮毛矯正をしても髪がボサボサに戻ってしまう理由は、髪のダメージと薬剤の効果不足が主な原因です。

まず、縮毛矯正で使用される薬剤が髪に大きな負担をかけることで、キューティクルが傷んでしまいます。

特にアルカリ性の薬剤は強力すぎるため、髪内部の栄養分が流出し、数日後にはパサパサの状態に戻ってしまうのです。

また、薬剤の設定が弱すぎたり、処理時間が短すぎた場合は、くせやうねりが完全に伸びきらず、時間が経つとボサボサ感が戻ってきます。

まとめ

今回紹介したケア方法を日常的に取り入れ、特にタンパク質やビタミン、亜鉛を意識した栄養バランスの良い食事を心がけることで、美しい髪を目指しましょう。

髪質のケアには3か月から半年という時間がかかりますが、正しい知識と継続的なケアがあれば必ず結果は現れます。

焦らずに毎日のヘアケアを丁寧に行い、理想の髪を手に入れてください。

※うるおいによる髪の質感のこと

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