髪に艶を出すには?艶が無くなる原因や対策を解説

髪に艶を出すには?艶が無くなる原因や対策を解説

「髪に艶がない原因はなに?」

「髪に艶を出すにはどうすればいい?」

髪に艶がない主な原因は、キューティクルの損傷、加齢による髪質の変化、髪のうねり・くせ毛、乾燥や水分不足などが挙げられます。

特に30代後半から女性ホルモンの減少により、髪の水分量や皮脂量が低下し、パサつきが目立つようになります。

今回は、「髪に艶がない原因」や「髪に艶を出す7つの方法」などについて詳しく解説していきます。

美しい艶髪を手に入れたい方は、ぜひ参考にしてください。

※うるおいによる髪の質感のこと

目次

髪に艶がない原因

髪に艶がない原因

髪に艶がない原因は、以下の通りです。

髪に艶がない原因
  • キューティクルの損傷
  • 加齢による髪質の変化
  • 髪のうねり・くせ毛
  • 乾燥や水分不足

それぞれの原因について紹介していきます。

※うるおいによる髪の質感のこと

キューティクルの損傷

キューティクルが整っていると光をきれいに反射して髪に艶が生まれますが、損傷すると光の反射が乱れてしまうのです。

具体的な例として、濡れた髪はキューティクルが常に開いており、この状態で放置すると内部のタンパク質や水分が逃げてしまいます。

また、160℃以上の熱でコルテックスの繊維構造が変性してしまうため、ヘアアイロンの温度設定には注意が必要です。

加齢による髪質の変化

30代後半から女性ホルモンの減少により、髪の水分量や皮脂量が低下し、パサつきやうねりが目立つようになります。

年齢とともに頭皮の毛穴がゆがみ、キューティクルが乾燥しやすくなるためです。

また、髪の内部のタンパク質や脂質、水分のバランスが乱れることで、健康な髪が作られにくくなります。

具体的には、40代から女性ホルモンが急激に減少し、毛根部分に十分な栄養が届かなくなります。

このように、加齢による髪質の変化は避けられませんが、日常のお手入れを見直すことで、健やかな髪を目指せます。

※うるおいによる髪の質感のこと

髪のうねり・くせ毛

髪に艶がない原因は、うねりやくせ毛による髪の表面の凹凸にあります。

髪がうねっていると光が均一に反射されず、艶が生まれにくくなってしまうのです。

くせ毛の原因には、遺伝による毛穴の曲がりや髪内部のタンパク質バランスの偏り、髪のダメージ蓄積などがあげられます。

また、シャンプーやトリートメントの洗い残し、皮脂汚れによる毛穴の詰まりも、髪が真っすぐ生えてこない原因となります。

乾燥や水分不足

髪に艶がない主な原因は、髪の乾燥と水分不足です。

髪が艶を失う理由は、水分が不足することで光を反射する能力が低下するためです。

特に冬の季節は空気中の水分量が減少し、髪の内側の水分が奪われてカラカラの状態になります。

また、ドライヤーやヘアアイロンによる熱、洗髪時の摩擦ダメージ、カラーリングやパーマによるダメージも乾燥の原因となります。

髪に艶を出す7つの方法

髪に艶を出す7つの方法

以下では髪のパサつきや乾燥にお悩みの方のために、美しい艶髪を手に入れるための効果的な方法を7つご紹介します。

髪に艶を出す7つの方法
  • 丁寧にブラッシングする
  • トリートメントやヘアマスクを使う
  • ドライヤーで素早く乾かす
  • 艶出しスプレーやヘアオイルを使う
  • 枝毛・ダメージ毛をカットする
  • 生活習慣を整える
  • 紫外線対策をする

毎日のヘアケアから生活習慣の見直しまで、すぐに実践できるものを解説していますので、各項目をよく読んで自身のヘアケアに役立ててください。

丁寧にブラッシングする

丁寧なブラッシングは、髪に艶を与えるためにおすすめの方法です。

ブラッシングするポイント
  • 毛先から順番にとかす:絡まりを無理に引っ張らず、毛先の絡まりを優しくほどいてから全体をとかす
  • 力を入れすぎず優しくブラッシング:強くとかすとキューティクルを傷つけるため、なでるように優しく行う
  • 上から下に向かってとかす:根元から毛先に向かって、毛流れに沿ってブラッシングする
  • 朝と夜の2回行う:朝は寝ぐせを整え、夜は汚れを落として髪をリセットする
  • シャンプー前にブラッシング:汚れを事前に落とし、シャンプーの効果を高める

上記のように丁寧なブラッシングを続けることで、頭皮の皮脂が髪全体に行き渡り、自然で美しい艶のある髪を手に入れることができます。

毎日の習慣として取り入れ、健やかな髪を育てていきましょう。

トリートメントやヘアマスクを使う

髪に艶を出すためには、トリートメントやヘアマスクを活用するのもおすすめです。

ダメージを受けた髪は、内部の栄養や水分が不足してパサつきやすくなります。

トリートメントやヘアマスクは、髪にうるおいを与え、まとまりやすく仕上げます。

おすすめのトリートメント・ヘアマスク
  • ケラチンやコラーゲン配合のもの:髪の内部を補修し、ダメージを修復する
  • セラミドやオイル成分入り:髪に潤いを与え、艶やかな仕上がりになる
  • 加水分解シルク配合:キューティクルを整えて、なめらかな手触りを実現します
  • 陽イオン界面活性剤入り:まとまりの良い髪に仕上げてくれる
  • 酸熱トリートメント成分配合:熱を味方にして、指通りの良いサラ艶髪にします

週に1〜2回のスペシャルケアとして使用することで、普段のシャンプーだけでは補えない栄養を髪に与えられます。

ドライヤーで素早く乾かす

髪に艶を出すためには、ドライヤーで素早く乾かすことが効果的です。

高性能なドライヤーの機能を活用することで、髪全体をムラなく乾かすことができます。

大風量機能により短時間での乾燥が可能になり、遠赤外線効果で髪の芯まで温めて生乾きを防ぎます。

また、ナノミスト機能を搭載したドライヤーなら、美容成分を髪に浸透させながら乾燥できるため、うるおいを保ちつつ素早い仕上がりを実現します。

高機能ドライヤーを使用することで、短時間で美しく艶のある髪を手に入れることができます。

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艶出しスプレーやヘアオイルを使う

艶出しスプレーは髪を固めることなく、サラサラで艶のある仕上がりを実現してくれます。

スプレータイプなら手が汚れず、忙しい朝でも簡単に使えるのがメリットです。

使い方は、髪から20センチほど離してスプレーし、毛先を中心になじませることがポイントです。

一方、ヘアオイルは乾いた髪の中間から毛先にかけて手ぐしでなじませると、艶が生まれます。

どちらも根元につけすぎるとべたつきの原因になるため注意が必要です。

枝毛・ダメージ毛をカットする

枝毛やダメージ毛をカットすることで、髪が整い、艶が感じられることがあります。

枝毛は一度できてしまうと修復することができないため、カットによるダメージの悪化防止が重要になります。

枝毛があると髪がざらついて見え、傷んだ印象を与えてしまいますが、枝毛カットをすることで髪が整い、艶が感じられることがあります。

具体的なカット方法としては、枝毛の部分だけでなく、枝分かれしている部分より2センチほど上からカットしましょう。

生活習慣を整える

髪に艶を出すためには、生活習慣を整えることが最も重要です。

外側からのケアだけでなく、体の内側から健康な髪を育てることで、本来の美しい艶を取り戻すことができます。

生活習慣を整える方法
  • タンパク質を積極的に摂取する(肉類、魚類、大豆製品、卵類、乳製品)
  • ビタミンA、B6、Eなどを含む野菜や果物をバランスよく食べる
  • 鉄分や亜鉛などのミネラルを意識して摂る(レバー、イワシ、マグロ、牡蠣、ナッツ類)
  • 1日1.5リットルを目安に水分をこまめに摂取する
  • 7〜8時間の質の良い睡眠を確保する

このように生活習慣を整えることで、髪に必要な栄養がしっかりと届き、艶のある美しい髪を育てることができます。

紫外線対策をする

紫外線は髪のキューティクルを傷つけ、パサつきや艶の低下を引き起こします。

髪は自己回復力がないため、一度ダメージを受けると自然に回復することはありません。

特に頭皮や髪が浴びる紫外線量は肌の3倍以上という調査結果もあり、適切な対策が必要です。

具体的な対策として、まず帽子や日傘を使用して物理的に紫外線を遮断しましょう。

つばが広く、UVカット機能がついた帽子を選ぶことが大切です。

髪に艶が無くなる行為

髪に艶が無くなる行為

以下では、髪の艶を失う主な行為とその理由について詳しく解説します。

髪に艶が無くなる行為
  • タオルでゴシゴシと髪を拭く
  • 髪を濡れたまま長時間放置する
  • ドライヤーを髪に近づけすぎる

タオルでゴシゴシと髪を拭く

タオルでゴシゴシと髪を拭くのは、髪の艶を失う最大の原因です。

濡れた髪は表面のキューティクルが開いたままの状態になっています。

この状態でゴシゴシと強い力で摩擦を与えると、キューティクルが傷つき、髪にコシや艶がなくなり、パサつき、枝毛、切れ毛など髪のトラブルの原因になります。

また、摩擦が原因で抜け毛にも繋がるというデメリットがあります。

正しいタオルドライの方法
  • 指の腹を使って頭全体を優しくモミモミするように拭く
  • ゴシゴシとこすらずに、やさしく押さえるようにして水気を取る
  • キューティクルを傷つけないようにタオルでやさしく包む
  • 押さえるようにして水気を取る
  • 毛先は両手で挟んで水分を取る
  • 毛先から水滴が落ちないぐらいを目安にする

髪の艶を保つためには、タオルドライでの摩擦を避け、やさしく水分を吸収させることが大切です。

髪を濡れたまま長時間放置する

髪を濡れたまま長時間放置することは、髪の艶を失う原因の一つです。

濡れた髪はキューティクルが開いた状態になっており、この状態で長時間放置すると内部のタンパク質や水分が逃げてしまい、髪が乾燥して空洞化しやすくなります。

また、開いたキューティクルは摩擦に弱く、枕やタオルとの接触でさらにダメージを受けてしまいます。

さらに、湿った状態が続くことで頭皮の常在菌が異常繁殖し、かゆみやフケ、臭いの原因にもなります。

ドライヤーを髪に近づけすぎる

ドライヤーを髪に近づけすぎると、髪の艶が失われてしまいます。

これは、ドライヤーの吹き出し口が100℃から120℃という高温になるため、近づけすぎることで髪にタンパク変性が起こり、火傷状態になってしまうからです。

たとえば、髪を早く乾かしたいからとドライヤーを近づけてしまうと、熱が集中して部分的にダメージを与え、キューティクルが開いて髪内部の水分や栄養分が蒸発してしまいます。

その結果、髪の乾燥が進み、ヘアカラーの退色やパーマが落ちやすくなってしまいます。

髪の艶を保つためには、ドライヤーと髪の距離を15〜20cm離して使用し、一箇所に長時間当て続けないよう小刻みに動かしながら乾かすことが大切です。

髪の艶出しに関するよくある質問

髪の艶出しに関するよくある質問とその回答について紹介します。

髪の艶出しに関するよくある質問
  • 男性が髪の毛に艶を出すには、どんなケアがおすすめですか?
  • アイロンの温度設定で艶の出方が変わりますか?
  • 傷んだ髪でも艶を出すことはできますか?

男性が髪の毛に艶を出すには、どんなケアがおすすめですか?

男性が髪の毛に艶を出すには、正しいヘアケア習慣を身につけることが効果的です。

おすすめのケア方法
  1. シャンプー前に乾いた髪をブラッシングする
  2. ぬるま湯で1分程度の丁寧な予洗いをおこなう
  3. 自分の髪質に合ったシャンプーで優しく洗う
  4. トリートメントやヘアオイルで保湿する
  5. ドライヤーで完全に乾かし、最後に冷風で仕上げる
  6. 髪の毛にも紫外線対策をほどこす

上記の方法を継続することで、男性でも艶やかで健康的な髪を手に入れることができます。

毎日のケアが美しい髪への近道です。

※うるおいによる髪の質感のこと

アイロンの温度設定で艶の出方が変わりますか?

アイロンの温度設定によって髪の艶の出方は大きく変わります。

髪は主にケラチンというたんぱく質でできており、適切な温度で熱を加えることでキューティクルが整い、光を反射して艶が生まれます。

髪質に合わせた温度設定が重要で、柔らかく細い髪は150度以下、硬く太い髪は160~180度が目安です。

また、ストレートヘアなら160度、カールヘアなら140度程度に設定し、短時間で手早く仕上げることで艶を保ちながらスタイリングできます。

自分の髪質とスタイルに合った温度設定をすることで、ダメージを最小限に抑えながら美しい艶のある髪を実現できます。

※うるおいによる髪の質感のこと

傷んだ髪でも艶を出すことはできますか?

傷んだ髪でも正しいケア方法を実践すれば艶を出すことは十分可能です。

具体的な方法として、まずインバストリートメントで髪内部のダメージを補修し、アウトバストリートメントで髪表面をコーティングしましょう。

また、ストレートアイロンを低温で使用して髪を整えることで、光の反射が均一になり艶っぽく見えるようになります。

さらに、3ヶ月に一度のメンテナンスカットで毛先を整えることも重要です。

まとめ

本記事では、髪に艶がない原因と艶を出すための効果的な方法について詳しく解説しました。

艶髪を手に入れるためには、以下の方法が効果的です。

髪に艶を出す7つの方法
  • 丁寧にブラッシングする
  • トリートメントやヘアマスクを使う
  • ドライヤーで素早く乾かす
  • 艶出しスプレーやヘアオイルを使う
  • 枝毛・ダメージ毛をカットする
  • 生活習慣を整える
  • 紫外線対策をする

一方で、タオルでゴシゴシと髪を拭く、髪を濡れたまま長時間放置する、ドライヤーを髪に近づけすぎるといった行為は髪の艶を失う原因となるため注意が必要です。

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