「顔の筋肉を鍛えすぎると危険?」
「表情筋トレーニングで逆にシワが増える?」
顔の筋肉を鍛えすぎると、シワやゆるみ※が逆に目立つようになったり、ほうれい線が深くなったりする危険性があります。
表情筋は皮膚と一体化しているため、過度なトレーニングによる伸び縮みが繰り返されると、皮膚へのダメージが蓄積されてしまうのです。
特に目尻、おでこ、眉間、口周りの筋肉は、鍛えすぎるとシワが定着しやすい部位として注意が必要になります。
今回は、「顔の筋肉を鍛えすぎることで起こるデメリット」や「正しい表情筋トレーニングの方法」などについて詳しく解説していきます。
これから表情筋トレーニングを始めようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
※顔が引き締まっていない状態のこと
顔の筋肉を鍛えすぎるのは危険?
顔の筋肉を鍛えすぎるのは危険です。
なぜなら、鍛えすぎることでシワやゆるみ※が逆に目立つようになったり、顔のバランスが崩れたりしてしまうことがあるからです。
具体的には、同じ部分の筋肉ばかりを何度も動かすと、シワが深くなったり、ほうれい線が目立つようになったりします。
さらに、筋肉の疲労がたまることで弾力が失われ、ゆるみ※が悪化することもあります。
無理な力を入れて表情筋トレーニングを続けると、顔の左右差が出たり、皮膚に負担がかかって色素沈着や肌トラブルの原因にもなります。
※顔が引き締まっていない状態のこと
顔の筋肉を鍛えすぎるデメリット

表情筋のトレーニングは美容のためのケアとして取り入れられている一方で、過度なトレーニングはオーバーワークとなり、逆効果になるリスクも存在します。
以下では、顔の筋肉を鍛えすぎることで起こる代表的なデメリット3つを詳しく解説します。
シワが深くなる・定着する
顔の筋肉を鍛えすぎると、かえってシワが深くなったり定着したりしてしまいます。
表情筋のすぐ上にある皮下組織が、過度なトレーニングによって皮膚の伸縮でダメージを受けてしまうからです。
ほうれい線の原因には筋肉が動くことで皮膚が伸縮する要因もあり、表情筋を動かしすぎると皮膚へ負担がかかり続けます。
また、目の周りの眼輪筋を鍛えすぎると、目尻にシワが定着する可能性があります。
このように、顔の筋肉は体の筋肉とは異なり、鍛えることでシワが悪化してしまう可能性があるため、適度な回数と頻度を守ることが大切です。
ゆるみ※が悪化する
顔の筋肉を鍛えすぎると、ゆるみ※が悪化してしまいます。
表情筋は皮膚と一体化しているため、過度な筋トレによる伸び縮みが繰り返されると、皮膚へのダメージが蓄積されてしまいます。
その結果、余計にゆるみ※が悪化してしまう可能性があるのです。
具体的には、表情筋を鍛えすぎたり、鍛える箇所がかたよったりすると、顔のゆるみ※だけでなく、ゆがみまで目立ちやすくなってしまいます。
※顔が引き締まっていない状態のこと
ほうれい線が目立つようになる
顔の筋トレをやりすぎると、皮膚の伸び縮みが繰り返されて負担がかかり続け、ダメージが蓄積されてしまいます。
また、口周りの筋肉が緊張状態になると、表情を作るときに必要以上に顔の筋肉が使われるため、ほうれい線が目立つ原因となるのです。
具体的には、大頬骨筋や頬筋を鍛えすぎると、ほうれい線が深くなったり、口の横にさざ波のようなしわができたりします。
顔の筋肉の鍛えすぎによってシワができやすい部位
表情筋のトレーニングを行いすぎると、皮膚が伸び縮みを繰り返し、シワやゆるみ※の原因になりやすいです。
特に目尻やおでこ、眉間、口周りの表情筋はシワが定着しやすいため、注意が必要です。
シワができやすい部位
部位 | 筋肉名 | できやすいシワ | 影響 |
---|---|---|---|
目尻 | 眼輪筋 | 目尻のシワ | 上瞼の垂れ、下瞼のゆるみ※ |
おでこ | 前頭筋 | 額の横ジワ | 眉の位置が上がり、横ジワが定着 |
眉間 | 皺眉筋 | 眉間の縦ジワ | 眉間のシワが定着 |
口周り | 口輪筋 | 放射線状のシワ | 口元のシワが深くなる |
ほうれい線周辺 | 大頬骨筋・頬筋 | ほうれい線、口横のシワ | ほうれい線が深くなる |
表情筋のトレーニングは適度に行うことが重要で、やりすぎはかえってシワを作る原因となってしまいます。
バランス良く鍛えることを心がけましょう。
※顔が引き締まっていない状態のこと
正しく顔の筋肉を鍛える方法

正しく顔の筋肉を鍛える方法は、主に3つあります。
- 「あいうえお」で口周り・頬を鍛える
- ストレッチやマッサージを組み合わせる
- EMS美顔器を活用する
「あいうえお」で口周り・頬を鍛える
「あいうえお体操」は、表情筋全体を動かすため、バランスよく顔の筋肉を鍛えられます。
特に口周りの筋肉である口輪筋や頬筋を刺激し、筋肉の衰えが気になる方のケア方法として注目されています。
- 「あ」: 口と目を大きく見開き、5~10秒キープします
- 「い」: 口を横に大きく広げ、上の前歯が見えるように口角を上げます
- 「う」: 唇を前に突き出すようにして口をすぼめます
- 「え」: 口を横だけでなく縦にも大きく開きます
- 「お」: 唇を丸くして前に突き出します
1日3セットを目安に、各動作を5~10秒間しっかりとキープすることが大切です。
効果を高めるためには、顔全体を使って大きく動かすことが重要になります。
運動するタイミングとしては、朝の洗顔後や歯みがき後に行うのがおすすめです。
ストレッチやマッサージを組み合わせる
マッサージで筋肉の緊張をほぐしてからストレッチを行うと、筋肉がより深く伸びやすくなります。
また、リンパの流れた状態でストレッチを行うことで、筋肉の柔軟性が向上し、血行も促進されます。
ただし、リンパマッサージ後にすぐストレッチを行うのではなく、少し時間を置いてから行うことが効果的です。
このように、マッサージとストレッチを組み合わせることで、顔の筋肉を効率よく鍛えることができます。
EMS美顔器を活用する
EMS美顔器とは、微弱な電流を利用して顔の表情筋を刺激し、筋肉運動をサポートする美容機器です。
筋トレでは自分の意思で動かす筋肉しか鍛えられませんが、EMS美顔器は電気刺激によって動かすことが難しい筋肉までケアできます。
- 使用前に腕の内側でプレテストを24時間行う
- 肌表面を水滴がしたたる程度まで濡らす
- おでこからこめかみに向かって優しくなでるように動かす
- 目の下からこめかみに向かって部位にフィットさせて動かす
- フェイスラインに沿ってやさしく動かす
- 左右片側ずつ5分程度でケアする
- まぶた、くち、のど、首・デコルテ周りでは使用しない
- 力を入れすぎずにやさしく動かす
- 取扱説明書を必ず確認してから使用する
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顔の筋肉を鍛える際に気をつけるべきポイント
顔の筋肉を鍛える際に気をつけるべき3つのポイントをご紹介します。
- 鏡を見て筋肉の動きを確認しながら行う
- 姿勢を正す
- 鍛える筋肉のバランスを考える
鏡を見て筋肉の動きを確認しながら行う
顔の筋肉を鍛える際は、鏡を見て筋肉の動きを確認しながら行うことが重要です。
鏡を使って確認することで、狙った筋肉が正しく動いているかを把握でき、誤った動きによるシワや肌のもたつきの原因を防げるからです。
また、表情の左右差やクセも確認しながら行うことで、トレーニングの精度と効果を高められます。
- 口角を上げる動作を行う際は、左右のほほの高さや輪郭を鏡で確認しながら筋肉をまんべんなく使う
- 笑顔の形が整うように鏡を見ながら練習し、頬が上がらない場合は手でサポートする
- 表情筋トレーニング前に鏡で顔を動かし、使えている筋肉と使えていない筋肉をチェックする
顔の筋肉は細かく複雑なので、毎回鏡で確認しながら続けることが、バランスよく鍛えるコツです。
姿勢を正す
顔の筋肉を鍛える際は、正しい姿勢を保つことも重要なポイントです。
姿勢が悪いと表情筋のトレーニング効果が十分に得られず、かえって思わぬトラブルを招く可能性があるからです。
特に、猫背や首が前に出た状態でエクササイズを行うと、顔の筋肉に均等な負荷がかからず、左右差が生じやすくなります。
また、力みすぎると額や眉間にシワが深くなったり、筋肉痛や顔のコリが強まったりするリスクもあります。
背筋をまっすぐに伸ばし、肩の力を抜いて、あごを軽く引いた状態でトレーニングを始めましょう。
鍛える筋肉のバランスを考える
一部分だけを集中的に鍛えてしまうと、筋肉のバランスが崩れて、かえってシワやゆるみ※の原因になってしまいます。
気になる部分の筋肉だけを過剰に動かしたり、やりすぎたりすると負荷が集中してしまいます。
たとえば、局所的に力が入りすぎると眉間やひたい、口元にシワが寄ってしまったり、あごに力を入れすぎてエラが張ってしまう可能性があります。
そのため、まず鏡を見て顔のさまざまな筋肉を動かし、どこが使えていないかを確認しましょう。
左右差はないか、弱い筋肉はないかもチェックして、一部に偏らず顔全体をバランスよく鍛えることが大切です。
※顔が引き締まっていない状態のこと
顔の筋肉のトレーニングに関するよくある質問
顔の筋肉のトレーニングをする際によくある質問をまとめました。
表情筋トレーニングに興味がある方や、顔の筋肉の衰えが気になる方は、こちらもぜひ参考にしてください。
- 表情筋を鍛えない方が良い場合や理由はありますか?
- 表情筋が少ない人や衰えた人の特徴はどんなものがありますか?
- 顔の筋トレで若返り効果は期待できますか?
表情筋を鍛えない方が良い場合や理由はありますか?
表情筋を鍛えすぎると、かえって老け顔になってしまう可能性があります。
過度な表情筋トレーニングは、皮膚に大きな負荷をかけてしまいます。
表情筋の上部にある皮下組織は、伸び縮みを繰り返すことでダメージが蓄積され、結果としてほうれい線が深くなったり、ゆるみ※が増えたりしてしまうのです。
また、顔の皮膚を手で押したり、こすったりする動作を繰り返すと、摩擦によってシミやくすみ、色素沈着などの肌トラブルを引き起こす原因にもなります。
※顔が引き締まっていない状態のこと
表情筋が少ない人や衰えた人の特徴はどんなものがありますか?
表情筋が少ない人や衰えた人の特徴は、以下の通りです。
- 顔のゆるみ※やシワが目立つ
- ほうれい線が深くなる
- 二重あごが気になる
- 口角が下がって見える
- 表情が乏しく見える
- 疲れた印象を与えやすい
- 顔の輪郭が台形になる
表情筋が衰えると、皮膚や脂肪の重みを支えられなくなり、顔全体のゆるみ※につながります。
また、片側だけで噛む癖がある人は、使わない側の筋肉が特に衰えやすくなります。
※顔が引き締まっていない状態のこと
顔の筋トレで若返り効果は期待できますか?
顔の筋肉のトレーニングを続けることで、見た目の若々しさをサポートできる可能性があります。
顔の筋肉(表情筋)は、年齢とともに衰えやすく、筋力が低下すると皮膚と一体化している部分がゆるみ※やほうれい線などの老けた印象が強くなりやすいからです。
顔の筋肉を意識して動かすことで、いきいきとした印象を目指せます。
※顔が引き締まっていない状態のこと
まとめ
顔の筋肉を鍛える際は、適度な頻度と正しい方法で行うことが重要で、やりすぎると逆にシワやゆるみ※が悪化してしまう危険性があります。
表情筋トレーニングは美容効果が期待できる一方で、過度に行うと皮膚に負担をかけ、ほうれい線が深くなったり、目尻や眉間にシワが定着したりする可能性があるため注意が必要です。
今回紹介したポイントを参考に、無理をせず適度な回数と頻度を守って表情筋トレーニングを実践し、顔全体をバランスよく鍛えることを心がけましょう。
※顔が引き締まっていない状態のこと