「枝毛ができる原因はなに?」
「枝毛を予防する方法は?」
枝毛は髪の毛が縦方向に裂け、毛先が枝のように分かれてしまった状態です。
主な原因は、薬剤によるダメージ、摩擦によるダメージ、熱によるダメージの3つです。
特にヘアカラーやパーマなどの薬剤使用、タオルで強く拭く行為、ドライヤーやヘアアイロンの熱が髪を傷めます。
枝毛は、切れ毛と異なっており、違いと原因は以下の通りです。
| 状態 | 原因 | |
|---|---|---|
| 枝毛 | 髪の毛が縦方向に裂けて、枝のように分かれている状態 | 髪の内部の乾燥によってキューティクルの損傷が原因。 |
| 切れ毛 | 髪の毛が途中で横方向にプツッと切れている状態 | 髪がひどく傷ついて弱っており、ブラッシングや少しの刺激で切れてしまう。 |
本記事では、「枝毛ができる原因」や「枝毛を予防する方法」について詳しく解説していきます。
枝毛に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
枝毛ができる4つの仕組み
枝毛は、髪の毛が縦方向に裂けて、毛先が枝のように分かれてしまった状態のことです。
鏡を見たときに髪がパサパサして見えたり、手触りがよくなかったりする原因になっています。
枝毛ができるメカニズムは、以下の通りです。
- キューティクルの剥離:摩擦・熱・薬剤により外層がはがれる
- コルテックスの流出:内部のたんぱく質や水分が失われる
- 乾燥・酸化による脆化:紫外線や乾燥で髪の弾力が低下
- 裂け目の拡大:毛先から亀裂が進行し、枝状に分裂
髪の毛は外側から「キューティクル」「コルテックス」「メデュラ」という3層構造になっています。
キューティクルが何らかの理由でダメージを受けて剥がれると、中のコルテックスがむき出しになり、そこから水分や油分、たんぱく質などの栄養が流れ出てしまいます。
その結果、髪の内部に空洞ができて毛先が裂けやすくなるのです。
枝毛と切れ毛の違い
枝毛と切れ毛は、発生の仕組みと見た目に違いがあります。
枝毛は毛先が裂けて広がる損傷、切れ毛は途中でぷつりと折れる損傷です。
以下では、枝毛と切れ毛の違いをまとめました。
| 項目 | 枝毛 | 切れ毛 |
|---|---|---|
| 発生部位 | 毛先 | 髪の中間部分 |
| 見た目 | 枝のように二股・三股に分かれる | 途中でぷつりと断裂する |
| 主な原因 | 乾燥・摩擦・紫外線 | 熱ダメージ・薬剤・栄養不足 |
| 対処法 | カット・保湿ケア | タンパク質補修・ダメージ予防 |
枝毛は、キューティクルが剥がれて髪内部の水分が失われることで、毛先が枝のように分裂します。
ケアする際は、毛先を定期的にカットし、保湿トリートメントで補修する方法が適切です。
切れ毛は、熱や薬剤の影響で髪のたんぱく質が脆くなり、途中から折れてしまいます。
ケアするポイントは、過度なアイロン・ブリーチを避け、栄養補給の意識が必要です。
枝毛と切れ毛は、原因が異なるため見た目で判断し、適切なケアを選びましょう。
枝毛の種類4つ

枝毛にはいくつかのタイプがあり、形状によってダメージの進行度や原因が異なります。
枝毛の種類と特徴は、以下の通りです。
| 枝毛のタイプ | 見た目の特徴 | 主な原因 |
|---|---|---|
| 枝分かれ型 | 毛先が2〜3本に分岐 | 乾燥・摩擦・紫外線 |
| 折れ型 | 毛先が白く折れたようになる | 熱・薬剤・ドライヤーの当てすぎ |
| 縦裂け型(リング型) | 髪の途中が輪状・縦に裂ける | 摩擦・ブラッシングの負荷 |
| ロウソク型 | 毛先が細く溶けたように見える | 高温アイロン・過剰なブリーチ |
自分の髪の枝毛タイプは、理解することで効果的なケアが可能です。
以下では、枝毛の種類についてそれぞれ解説します。
枝分かれ型

枝分かれ型の枝毛は、毛先が2本以上に分かれる一般的なタイプです。
枝分かれ型は、髪の水分・油分が不足し、外側のキューティクルが剥がれることで内部が裂け、枝のように分岐します。
主な原因は、ドライヤーやアイロンの熱、ブラッシング時の摩擦、紫外線、乾燥した環境など、日常の小さなダメージの積み重ねです。
特に毛先は新陳代謝がないため、一度裂けると自然修復できません。
枝分かれ型を防止するには、以下の対策がおすすめです。
- 洗髪後はすぐにドライヤーで乾かす(自然乾燥はNG)
- ヘアオイルやミストトリートメントで保湿を補う
- 寝具やブラシは摩擦の少ない素材(シルク枕・木製ブラシ)を使用
- 月1回の毛先カットで裂けの進行を防ぐ
枝分かれ型は、早期に保湿ケアとカットを行うことで改善できます。
美髪を維持するためには、すぐにケアする意識を持ちましょう。
髪の毛が折れるタイプ
髪の毛が折れるタイプの枝毛は、毛先や中間部分が白く折れたように見える損傷です。
過度なアイロン・ブリーチ・パーマなどの化学処理は、髪の水分と栄養を奪い、弾力をなくします。
熱や薬剤のダメージは、髪内部のたんぱく質が変質・硬化し、髪の柔軟性を失うことでパキッと折れるのが原因です。
以下では、髪の毛が折れるタイプの特徴、原因、対策をまとめました。
| 特徴 | 原因 | 主な対策 |
|---|---|---|
| 毛先が白く折れる 途中で曲がる | 高温熱 ブリーチ 薬剤 | 低温スタイリング 補修トリートメント |
毎日アイロンでスタイリングしている人は、毛先が硬くなりやすく折れ毛のリスクが高まります。
ヘアアイロンは140〜160℃程度に設定することで、熱ダメージを最小限に抑えられます。
縦に裂ける・リング型タイプ
縦に裂ける・リング型タイプの枝毛は、髪の途中が輪のように裂けている状態を指します。
主な原因は、濡れた状態でのブラッシングや、タオルでのゴシゴシ拭き取りなどの「物理的刺激」です。
以下では、リング型枝毛の特徴、原因、ケア方法をまとめました。
| 特徴 | 原因 | ケア方法 |
|---|---|---|
| 髪の途中が輪状 縦に裂ける | 摩擦 ブラッシングの力 乾燥 栄養不足や睡眠不足 | 摩擦軽減 補修 保湿 |
タオルドライ後すぐにブラッシングをしている人は、縦に裂ける・リング型タイプの枝毛になりやすい傾向があります。
リング型枝毛の発生は、摩擦を与えない習慣を意識することで、防ぐことが可能です。
ロウソク型タイプ
ロウソク型タイプの枝毛は、毛先が溶けたように細くなっているのが特徴です。
特に180℃以上のアイロンや近距離からのドライヤー熱は、髪内部の水分を急激に蒸発させ、毛先が焼けたように細くなります。
ロウソク型タイプは、髪の熱焼けとも呼ばれ、最も深刻なダメージの一種です。
一見ツヤがあるように見えても、内部は空洞化しており、切れ毛や断裂前の状態となります。
ロウソク型枝毛の特徴、原因、対処法は、以下の通りです。
| 特徴 | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| 毛先が溶けたように細くなる | 高温熱・連続アイロン・至近距離ドライヤー | カット 熱ダメージケア |
焦げたように細い毛先を放置した場合は、切れ毛化が進みます。
対処するためには、カットと保湿ケアを行い、熱ダメージを防ぐ生活習慣を徹底しましょう。
枝毛ができる原因

枝毛になる主な原因は、以下の3つです。
- 薬剤によるダメージ
- 摩擦によるダメージ
- 熱によるダメージ
ダメージが蓄積すると、髪の毛が傷み、枝毛が発生しやすくなります。
薬剤によるダメージ
枝毛の主な原因のひとつに、ヘアカラーやパーマなどの薬剤によるダメージがあります。
ヘアカラーやパーマを繰り返すことで、髪の毛は徐々に弱くなり、枝毛が発生しやすくなるのです。
髪は本来弱酸性ですが、アルカリ性の薬剤を使用することでダメージを受けやすくなります。
また、パーマやカラーリングの際には、髪の内部構造(コルテックス)にも負担がかかり、髪全体の強度が低下してしまいます。
特にブリーチなどの明るめのカラーは強い薬剤を使用するため、髪へのダメージが大きくなります。
パーマでは髪の内部結合を一度切断して再結合させるため、髪の構造自体に大きな変化が生じます。
摩擦によるダメージ
摩擦によって髪の表面を守っているキューティクルが傷つき、髪の内部の水分が失われていきます。
特に注意すべきなのは、「乾いた状態」よりも「濡れた状態」の髪のほうが摩擦の影響を受けやすいということです。
濡れた髪は、キューティクルが開いていて傷みやすい状態なのです。
- タオルで髪をゴシゴシと強く拭く行為
- 寝ているときに枕や布団に髪が擦れること
- 濡れた髪を強く引っ張ってとかすこと
- 髪が乾ききらないまま寝てしまうこと
上記の何気ない日常の行動が、髪のキューティクルを傷つけ、パサつきや枝毛、切れ毛の原因となっています。
熱によるダメージ

枝毛の原因として最も身近なものの一つが、熱によるダメージです。
毎日何気なく使っているドライヤーやヘアアイロンが、実は髪に大きな負担をかけています。
髪の毛は熱に弱い性質をもっています。ドライヤーやヘアアイロンなどの熱を加えると、髪を構成するケラチンというたんぱく質が変性してしまいます。
この変性によって髪が硬くなり、もろくなることで枝毛ができやすくなるのです。
具体的には、同じところにドライヤーを長時間当て続けたり、高温のヘアアイロンを何度も使用したりすると、髪のダメージが増大します。
特に180℃以上の熱を加えると、髪の主成分であるケラチンが変性しやすくなります。
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紫外線によるダメージ
枝毛の原因は、紫外線によるダメージもひとつの要因です。
紫外線は、浴び続けると髪のキューティクルが酸化し「内部の水分・たんぱく質が流出して」枝毛を招きます。
日常では、以下の紫外線対策がおすすめです。
- 外出前にSPF入りヘアオイルやスプレーを使用する
- 帽子・日傘で直射日光を遮る
- 帰宅後は洗髪と保湿トリートメントで酸化物質を除去する
紫外線は、目に見えない髪の日焼けを起こすため、肌同様に「髪も日焼け対策」する意識が重要になります。
栄養不足・ストレスによるダメージ

枝毛は外的要因だけでなく、栄養不足やストレスなどの内的要因でも発生します。
髪は必要な栄養が不足すると、毛髪の生成サイクルが乱れ、乾燥・枝毛・ハリコシ低下を招くからです。
枝毛は、生活習慣の乱れも原因のひとつになります。
髪のストレスをケアするためには、以下の対策がおすすめです。
- 睡眠を十分にとり、自律神経を整える
- 適度な運動や入浴で血流を促す
- 食事時間を一定にし、栄養バランスを意識する
枝毛を防ぐには、外側のケアだけでなく、「食・睡眠・ストレス管理」の3つを整えることが欠かせません。
美髪を維持するためには、体の内側から髪を育てる意識を持っておきましょう。
枝毛を治す方法
実は、枝毛は一度できてしまうと元通りには戻せませんが、適切な方法で対処すれば、髪のダメージを最小限に抑え、健やかな髪を保つことができます。
以下では、枝毛を治すための方法として「カット」と「トリートメントでの保湿」について詳しく解説していきます。
カットする

一度枝毛になってしまった髪の毛は残念ながら元の状態に戻すことができません。
そのため、ダメージを受けた部分をカットすることが最も効果的な対処法となります。
枝毛になった部分は既に傷んでいるだけでなく、その上の部分にもダメージが蓄積しています。
そのため、枝毛の部分だけを切っても同じ場所がまた枝毛になってしまう可能性が高いのです。
枝毛を見つけたら、枝分かれしている部分より2cmほど上のところからカットするのがおすすめです。
美容師さんにカットしてもらうのが良いですが、自分でカットする場合は髪専用のハサミを使いましょう。
普通のハサミを使うと切り口からダメージが進む可能性があります。
トリートメントで保湿する
保湿成分を含むトリートメントを選ぶことで、髪の内部から補修し、健やかな髪を取り戻すことができます。
枝毛の主な原因は髪の乾燥とダメージです。トリートメントに含まれる保湿成分が髪の内部まで浸透し、栄養を届けることで、傷んだ髪を内側からケアできます。
特に加水分解ケラチンや加水分解シルク、ヘマチンなどの成分が配合されたトリートメントは、髪を補修し水分を与える効果があります。
- シャンプー後、髪を挟むように手のひらで水分をしっかり切る
- 髪の長さや量に合わせてトリートメントを適量手に取る(ミディアムヘアなら500円玉大)
- 頭皮につかないよう、中間から毛先にかけて塗布する
- 大きめのコームで髪全体をとかし、トリートメントを均一になじませる
ヒアルロン酸、グリセリン、セラミドなどの保湿成分が含まれているものが効果的です。
トリートメントを継続して使用することで、髪に潤いを与え、枝毛の発生を防ぐことができます。
枝毛を治す際の注意点
以下では、枝毛を治す際の注意点を解説します。
- セルフカットと美容院カットは違いがある
- 放置すると切れ毛やパサつきに繋がる
枝毛ケアでは、自己流のセルフカットや過剰なトリートメントが逆効果になるケースもあります。
枝毛は一度できると修復できないため、切る・保湿する・守るという3つの基本を守ることが大切です。
枝毛は「修復ではなく、進行を防ぐ」という意識でケアを行うことが、本当の対策となります。
セルフカットと美容院カットは違いがある

セルフカットと美容院カットは、違いがあります。
セルフカットと美容院カットは、仕上がりや髪への負担が異なるからです。
セルフカットと美容院カットには、主に以下のメリット・デメリットがあります。
| 項目 | セルフカット | 美容院カット |
|---|---|---|
| メリット | 手軽・コストがかからない | 仕上がりが均一・再発しにくい |
| デメリット | 断面が荒れやすい・ムラが出る | 費用・時間がかかる |
| 枝毛への効果 | 一時的に改善 | 根本的なダメージ防止が可能 |
セルフカットは、一時的に枝毛を減らすことが可能です。
しかし、断面がギザギザになりやすく、再び枝毛ができやすくなります。
美容院カットは、髪の流れや質感に合わせてカットラインを調整し、ダメージの進行を防ぎます。
長期的に見た場合は、美容院カットが枝毛の進行を防ぐことが可能です。
放置すると切れ毛やパサつきに繋がる
枝毛を放置すると、髪の内部構造がさらに壊れて切れ毛やパサつきに繋がります。
枝毛は自然治癒しないため、放置すればするほど裂け目が広がり、髪のツヤやまとまりが失われるからです。
枝毛を放置した際は、主に以下のリスクがあります。
| 放置による症状 | 原因 | 具体的な影響 |
|---|---|---|
| 切れ毛 | 裂け目が中間部まで進行 | 髪が途中で切れる・ボリューム減少 |
| パサつき | 水分・油分の喪失 | ツヤがなく広がる |
| 退色 | 内部タンパク質の酸化 | カラーが抜けやすくなる |
枝毛部分は、すでにキューティクルが剥がれ、内部の水分とたんぱく質が流出した状態です。
枝毛を半年以上放置した髪は、表面だけでなく内部まで空洞化している場合があります。
枝毛は、放置せずに早期的な対処が美髪を守る最善策です。
枝毛を予防する方法
枝毛を予防したい方に向けて、日常生活で取り入れやすい対策方法を紹介します。
- カラーやパーマの頻度を調整する
- 紫外線対策を行う
- ミスト機能付きドライヤーを使用する
- 絡まった髪をほどいてからブラッシングする
- ドライヤーやヘアアイロンを正しく使う
枝毛を予防するには、カラーやパーマ頻度の調整や、紫外線対策などさまざまな方法があります。
ヘアケアの正しい手順を知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

カラーやパーマの頻度を調整する
カラーやパーマの頻度を調整すると、髪へのダメージを軽減できます。
短期間で繰り返し施術を受けると、ダメージが蓄積されて枝毛や切れ毛の原因となってしまいます。
具体的には、全体染めの場合は3カ月以上、リタッチ(根元のみ)の場合は1〜2カ月に1回程度の頻度が理想的です。
1ヶ月に1度美容院に通っていたなら、2ヶ月に1度程度に延ばすだけでもダメージを軽減できます。
また、カラーは根元だけのリタッチにしたり、パーマや縮毛矯正は気になる部分だけに施術したりすることで、髪全体へのダメージを抑えることができます。
紫外線対策を行う
紫外線は髪のキューティクルを傷つけ、枝毛や切れ毛の原因となるため、しっかりと対策することで健やかな髪を保つことができます。
髪の毛の紫外線対策は、以下の通りです。
- 帽子や日傘を活用する
- お団子ヘアなど毛先をまとめるスタイリングにする
- スプレータイプの髪用日焼け止めを使用する
- ヘアオイルを使用する
- UVカットオイル
理想的な紫外線対策は、日焼け止めスプレーと洗い流さないトリートメントのダブル使いです。
洗い流さないトリートメントは毛先中心のケアに使用し、UVスプレーは頭皮や頭頂部周辺を紫外線から守るために使いましょう。
洗い流さないトリートメントを頭皮につけると毛穴を詰まらせる原因になったり、全体的に髪が重くなったりするため注意が必要です。
また、海やプールに入った後は早めに髪を乾かすことも重要です。
濡れた髪は紫外線を吸収しやすく、ダメージを受けやすい状態になっています。
ミスト機能付きドライヤーを使用する
ミスト機能付きドライヤーは、髪を熱から守りながら乾かすことができるため、枝毛の予防に効果的です。
通常のドライヤーが発する熱風が髪にダメージを与えやすいのに対し、ミスト機能付きドライヤーはマイクロ化した美容液ミストが温風に乗って髪全体に行き渡り、髪の水分量をアップさせるからです。
また、ミスト機能をオンにすることで摩擦ダメージを約87%に抑制し、髪を守りながら乾かすことができます。
このように、ミスト機能付きドライヤーを使うことで、毎日のヘアケアが枝毛予防につながります。
絡まった髪をほどいてからブラッシングする
枝毛を防ぐためには、髪を無理にとかさず「絡まった髪をほどいてからブラッシングする」ことが重要です。
濡れた髪や絡まった毛を強く引っ張ると、キューティクルが剥がれて枝毛・切れ毛の原因になります。
髪が絡まる主な原因は、乾燥・静電気・摩擦・寝返りによる乱れなどです。
濡れ髪は水分を含んで膨張し、摩擦に弱い状態のため、ブラシの通し方ひとつでダメージが変わります。
以下では、正しいブラッシングの手順をまとめました。
- まず手ぐしで軽く絡まりをほぐす
- 毛先→中間→根元の順で少しずつブラシを通す
- 目の粗いコームやクッションブラシを使用
- 洗髪後はタオルで軽く押さえ、水分を取ってから行う
無理にブラッシングして髪がバチッと切れるのは、摩擦による断裂です。
ブラッシング方法を見直すことは、枝毛の発生率を大幅に減らし、指通りの良い美髪を保てます。
ドライヤーやヘアアイロンを正しく使う
枝毛や切れ毛を防ぐには、ドライヤーやヘアアイロンを正しい方法で使うことが欠かせません。
熱の当てすぎ・近づけすぎは、髪内部の水分を蒸発させ、キューティクルを破壊する原因になるからです。
以下では、ドライヤーやヘアアイロンの熱ダメージのリスクをまとめました。
| 温度・距離 | ダメージリスク | 対策 |
|---|---|---|
| ドライヤーを10cm未満で使用 | 高(キューティクル剥離) | 15cm以上離す |
| アイロン180℃以上で連続使用 | 高(タンパク質変性) | 140〜160℃程度に設定 |
| 冷風仕上げをしない場合 | 中(乾燥進行) | 温風後は必ず冷風で締める |
髪は60℃以上で変性が始まり、180℃以上ではタンパク質が焼けたように硬化します。
熱の当てすぎ・近づけすぎは、繰り返されると、毛先が乾燥して枝毛化します。
特にアイロンを毎日使用する方は注意が必要です。
ドライヤーやヘアアイロンを使う際は、以下のポイントを参考にしてみてください。
- ドライヤーは根元から毛先へ、15〜20cm離して風を当てる
- アイロンは同じ箇所に2秒以上当てない
- スタイリング前にヒートプロテクト剤を塗布する
- 仕上げに冷風でキューティクルを引き締める
熱を味方につける意識でケアすれば、枝毛のないツヤ髪を保ちながらスタイリングを行えます。
ドライヤーの正しい使い方について知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

枝毛に関するよくある質問
枝毛に関するよくある質問と解決方法について紹介していきます。
- 枝毛になりやすい髪質は?
- ヘアオイルは枝毛に効果的ですか?
- 枝毛カッターは効果的ですか?
枝毛になりやすい髪質は?
細くて柔らかい「軟毛」や「猫っ毛」と呼ばれる髪質の方が枝毛になりやすい傾向があります。
軟毛の方はキューティクルの層がもともと薄く、髪の内部を守るコルテックスの密度も低いからです。
このような髪質は外部からの刺激やダメージを受けやすい状態になっています。
一方、太くて硬い「硬毛」の方は髪の構造がしっかりしているため、比較的枝毛ができにくいと言えます。
また、パーマや縮毛矯正、カラーリングを頻繁に行う方も、薬剤ダメージによって枝毛ができやすい髪質になる可能性があるので注意が必要です。
ヘアオイルは枝毛に効果的ですか?
ヘアオイルは枝毛の予防やケアに効果的です。
枝毛や切れ毛は、髪の乾燥や摩擦が主な原因となっています。
ヘアオイルは髪に油分の膜を形成することで外的刺激から髪を守り、枝毛や切れ毛の発生を予防します。
また、髪の表面を優しく保護して水分を封じ込めることで、枝毛を防ぐ効果があります。
具体的には、アルガンオイルやココナッツオイル、ホホバ油などの植物由来のオイルが配合されたヘアオイルが効果的です。
アルガンオイルはビタミンEが豊富で抗酸化作用があり、髪のダメージを修復する効果があります。
ココナッツオイルは髪の内部に浸透しやすく保湿能力が高いのが特徴です。
枝毛カッターは効果的ですか?
枝毛カッターは、完全な髪質改善というよりは一時的な見た目のケアに効果的です。
枝毛カッターを使うと、髪の表面的な痛みやダメージが軽減され、見た目が綺麗になります。
髪にツヤが出て、ざらつきが減り、引っかかりがなくなるというメリットがあります。
また、枝毛を定期的にカットすることで、髪の毛の表面を整え、健康的な状態を保つことができます。
さらに、美容院に通う時間やお金の節約になるという経済的なメリットもあります。
自宅で簡単に枝毛をカットできるため、初期投資はかかりますが、長期的に見ると金銭的なメリットがあるでしょう。
枝毛カッターは、正しく使えば枝毛を減らし髪の見た目をケアする効果がありますが、使い方に慣れが必要で、髪質によっては効果に個人差があります。
根本的な髪の健康改善には、適切な保湿やケアも併せて行うことが大切です。
枝毛は完全修復できますか?
枝毛は、完全に修復することはできません。
一度損傷した髪は、自己再生能力がないため、元の健康な髪に戻すことは不可能だからです。
補修ケアによっては、見た目や手触りを改善し、枝毛の進行を防げます。
補修ケアでできることは、以下の通りです。
- 枝毛部分を保護し、悪化を防ぐ
- 保湿成分(CMC・ケラチン・セラミド)を補給
- ドライヤーやアイロン前にヒートプロテクト剤を使用
枝毛は、切ることでしか治せません。
正しい補修ケアでは、見た目を整えて再発を防ぐことは十分可能です。
枝毛を裂くとどうなりますか?
枝毛を裂いた場合は、裂け目がさらに広がり、髪の内部構造が破壊されて切れ毛・パサつき・ゴワつきに悪化します。
枝毛部分は、すでにキューティクルが剥がれ、内部のたんぱく質(コルテックス)がむき出しの状態です。
物理的に引き裂くことは、健康な部分まで損傷が拡大するため、NG行為とされています。
枝毛を見つけた場合は、裂かずにハサミでカット、保湿トリートメント・ヘアオイルで補修を行いましょう。
枝毛は、裂くほど悪化するため、見つけたら切る・守る・保湿するが鉄則です。
まとめ
枝毛は髪の毛が縦方向に裂けて毛先が枝のように分かれた状態で、髪の3層構造(キューティクル、コルテックス、メデュラ)のうち、キューティクルが損傷することで発生します。
主な原因は薬剤(ヘアカラーやパーマ)、摩擦、熱の3つのダメージであり、蓄積することで髪が傷み、枝毛が生じやすくなります。
髪の健康を維持するためには、日常のヘアケアを見直し、適切な方法で枝毛を予防・対処することが重要です。
本記事で紹介した枝毛の原因や対策方法を参考に、自分の髪質や生活習慣に合ったケア方法を取り入れてみましょう。
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