「髪は自然乾燥させて問題ない?」
「髪を自然乾燥させるデメリットは?」
髪の自然乾燥はおすすめできません。
濡れた髪はキューティクルが開いており、最もダメージを受けやすい状態だからです。
- 雑菌が繁殖して臭いやかゆみが発生する
- キューティクルが剥がれて髪がダメージを受ける
- 頭皮の血行が悪化する
- 寝癖がつきやすくなる
今回は、「髪を自然乾燥させる具体的なデメリット」や「正しいドライヤーの使い方」などについて詳しく解説していきます。
髪のダメージを防ぎたい方は、ぜひ参考にしてください。
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髪をダメージから守るにはドライヤーが欠かせない

髪をダメージから守るためには、ドライヤーでしっかり乾かすことが大切です。
髪が濡れている時はキューティクルが開いており、最もダメージを受けやすい状態になっています。
この状態を長時間続けると、髪内部の成分流出が進み、髪の傷みが悪化してしまいます。
また、自然乾燥では頭皮に雑菌が繁殖しやすく、臭いやフケなどのトラブルの原因となります。
つまり、髪のダメージを防ぐためには自然乾燥ではなく、ドライヤーでの乾燥が必要不可欠なのです。
髪を自然乾燥させるデメリット

髪を自然乾燥させるデメリットは、以下の通りです。
- 雑菌が繁殖して臭いやかゆみが発生する
- キューティクルが剥がれて髪がダメージを受ける
- 頭皮の血行が悪化する
- 寝癖がつきやすくなる
上記のデメリットについて解説していきます。
雑菌が繁殖して臭いやかゆみが発生する
髪を濡れたまま長時間放置すると、頭皮は高温多湿な環境になります。
この状態では、頭皮を守っている常在菌のバランスが崩れ、マラセチア菌などの雑菌が大量に繁殖してしまうのです。
雑菌の繁殖により、皮脂の分泌バランスが乱れて頭皮環境が悪化し、不快な臭いが発生します。
さらに、菌の異常繁殖は頭皮のかゆみやフケ、脂漏性皮膚炎などのトラブルも招く可能性があります。
キューティクルが剥がれて髪がダメージを受ける
髪を自然乾燥させるとキューティクルが剥がれて、ダメージを受けてしまいます。
髪が濡れている状態では、キューティクルが開いた状態になります。

このうろこ状の組織は髪の保護機能を担っていますが、濡れた状態が長引くと摩擦をはじめとするちょっとした刺激で剥がれてしまいます。
キューティクルが浮いてくることで手触りもゴワつき、見た目のツヤもなくなってしまいます。
濡れた髪は摩擦ダメージを受けやすく傷みやすい状態のため、タオルでゴシゴシ拭くなどの行為も髪の傷みの原因となります。
頭皮の血行が悪化する
髪を自然乾燥させると、乾く際に気化熱が生じて頭皮から体温が奪われます。
頭皮には毛細血管が張り巡らされており、この毛細血管は冷えの影響を受けやすいため、頭皮が冷えることで血流が阻害される結果となります。
気化熱によって頭皮がどんどん冷えていくことで、血液の循環が妨げられてしまうのです。
血行不良になると、髪の成長に必要な酸素や栄養素を運ぶ血液が頭皮に行き渡らなくなります。
その結果、毛母細胞への栄養供給が不足し、髪が細くなったり抜け毛が増加したりする可能性があります。
寝癖がつきやすくなる
髪の自然乾燥は寝癖の大きな原因となります。
寝癖の原因は、髪が乾く時に起こる水素結合にあります。髪の毛の流れや形は、この水素結合によって決まるのです。
自然乾燥の場合、どの状態で髪の形状が固定されるかコントロールしにくく、思ったようなヘアスタイルに整えるのが難しくなります。
濡れた髪のまま寝てしまうと、寝返りを打って髪が乱れたり枕で圧迫されたりすることで、寝ている間に水素結合が起きてしまいます。
この結果、思わぬところに変な寝癖ができてしまうのです。
髪を自然乾燥させるメリット

以下では、髪を自然乾燥させるメリットについて詳しく解説していきます。
- 乾かす作業の手間が省ける
- 電気代を節約できる
- 熱風や風圧による頭皮の乾燥・刺激を避けられる
乾かす作業の手間が省ける
髪を自然乾燥させると、乾かす手間を省くことができます。
ドライヤーで髪を乾かすには通常5~10分程度の時間が必要です。
自然乾燥であれば特に何もする必要がなく、乾かしている間に他の作業ができるため、1日に使える時間が増えることになります。
電気代を節約できる
髪を自然乾燥させることで、ドライヤーを使わずにすむので電気代を削減できます。
一般的なドライヤーを10分使用した場合、月約200円の電気代がかかりますが、自然乾燥なら電気代は0円になります。
ドライヤーを使わないことで、月々の電気代を減らすことが可能です。
熱風や風圧による頭皮の乾燥・刺激を避けられる
髪を自然乾燥させることで、熱風や風圧による頭皮の乾燥や刺激を避けることができます。
ドライヤーの高温風は頭皮の水分を奪い、乾燥や刺激の原因となるからです。
ドライヤーの熱風を近距離で当て続けると、頭皮が乾燥してしまい、皮脂の過剰分泌を引き起こす場合があります。
また、熱風による風圧も頭皮に物理的な刺激を与える可能性があります。
自然乾燥なら、このような熱による刺激を避けることができ、頭皮本来の保湿機能を保持できます。
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髪を傷めないためのドライヤーの使い方
髪を早く優しく乾かすことで、ダメージを最小限に抑えることができます。
濡れた髪はキューティクルが開きやすく傷みやすい状態のため、自然乾燥よりもドライヤーで素早く乾かす方が髪に良いとされています。
髪を傷めないためのドライヤーの使い方
まず乾いたタオルで頭を包み、頭頂部を優しく揉むように根元から水分を取ります。髪の中間から毛先は、タオルに挟んで優しく圧をかけながら水分を吸い取りましょう。ゴシゴシこすらず、タオルで包み込むイメージで行うことがポイントです。
髪の毛が最も集中している根元から乾かし始めます。
ドライヤーは髪や頭皮から20cm程度離して使用し、一箇所に当て続けないよう小刻みに動かしながら、髪全体の8割程度まで乾かします。
8割程度乾いたら、弱温風に切り替えて毛先やクセが出やすい部分を軽く引っ張りながら整えます。
この時、髪全体のヘアスタイルを完成させるイメージで乾かすことが大切です。
最後に冷風を当てることで、クセを固定し長時間スタイルをキープできます。
乾かしすぎも防げるため、ダメージ軽減にも効果的です。
正しいドライヤーの使い方をマスターすることで、毎日のヘアケアが髪を守る習慣に変わります。
上記の4つのステップを守り、適切な距離と温度調節を心がけることで、髪をダメージから守ることができます。
自然乾燥でも髪にダメージを与えないようにするには?
適切なケアをすることで自然乾燥でも髪へのダメージを最小限に抑えることができます。
どうしても自然乾燥にしたい場合は、以下の方法を取り入れましょう。
手順 | 方法 | 効果・注意点 |
---|---|---|
タオルドライ | 乾いたタオルで髪を包み込むように水分を吸収 | こすらず優しく押さえる。吸収性の高いタオルを使用 |
トリートメント塗布 | 濡れた髪に適した洗い流さないトリートメントを毛先から塗布 | オイルタイプがコーティング力最強。つけすぎ注意 |
コーミング | 粗めのコームで頭頂部から毛先に向かってブラッシング | 髪が乾く時に形状記憶するため整髪重要 |
頭皮ケア | 抗菌効果のあるスカルプローションを地肌に塗布 | ニオイやかゆみの予防効果あり |
まず乾いたタオルで髪を優しく包み込み、水分を吸収させるようにタオルドライします。
その後、濡れた髪に適した洗い流さないトリートメントを毛先から全体になじませ、粗めのコームで頭頂部から毛先に向かって髪を整えます。
オイルタイプはコーティング力が最も強く、髪を保護する効果が高いとされています。
自然乾燥は基本的にはおすすめできませんが、適切なケアを行うことでダメージを最小限に抑えることは可能です。
髪の自然乾燥に関するよくある質問
髪の自然乾燥に関するよくある質問を紹介します。
- 髪を自然乾燥させる習慣は薄毛や抜け毛のリスクを高めますか?
- 髪を早く乾かす方法はありますか?
- 髪は自然乾燥の方がサラサラになりますか?
- 髪を自然乾燥させる習慣は薄毛や抜け毛のリスクを高めますか?
-
髪の自然乾燥は薄毛や抜け毛のリスクを高める可能性があります。
自然乾燥がリスクを高める理由- 血行不良による栄養不足
- 濡れた状態が続くことで頭皮が冷える
- 血行不良により髪に栄養が届きにくくなる
- 雑菌の繁殖による頭皮環境悪化
- 湿った環境を好む雑菌が繁殖しやすくなる
- 頭皮環境の悪化を招く
- 髪の構造的ダメージ
- 濡れた髪はキューティクルが開いたままの状態
- 内部のタンパク質や水分が流失
- 髪が細くなり抜け毛につながる
乾燥しきらない頭皮は皮脂の分泌バランスも崩れやすくなり、毛穴の詰まりや血流の悪化を引き起こし、結果的に抜け毛や薄毛の原因になります。
- 髪を早く乾かす方法はありますか?
-
大風量のドライヤーを使用することで髪を効率的に早く乾かすことができます。
風量が大きいドライヤーは髪に当たる風の量が多く、水分を短時間で飛ばすことができるからです。
通常のドライヤーの風量が1.2~1.3m³/分程度であるのに対し、大風量ドライヤーは1.5m³/分以上の風量を持つため、明らかに乾燥時間を短縮できます。
さらに、風量だけでなく風の力そのものが強いため、髪の根元まで風を届けて効率的に乾かすことができるのです。
- 髪は自然乾燥の方がサラサラになりますか?
-
髪は自然乾燥よりもドライヤーで乾かした方がサラサラになります。
自然乾燥は髪にダメージを与え、パサパサの状態になってしまうためです。
髪が濡れている状態では、髪の表面を保護するキューティクルが開いた状態になります。
この状態が長時間続く自然乾燥では、キューティクルが摩擦によって剥がれやすくなり、髪の内部から水分やタンパク質が流出してしまいます。
その結果、髪がかえってゴワゴワになってしまうのです。
まとめ
髪の健康を守るためには、自然乾燥ではなくドライヤーでの乾燥が必要不可欠です。
濡れた髪はキューティクルが開いて最もダメージを受けやすい状態にあり、自然乾燥では雑菌の繁殖、血行不良など様々な問題を引き起こします。
今回紹介した4つのステップ(タオルドライ→強温風で根元から→弱温風で毛先を整える→冷風で仕上げ)を実践し、ドライヤーを髪から20cm離して使用することを心がけましょう。
どうしても自然乾燥をする場合は、洗い流さないトリートメントの使用など適切なケアを併用して、ダメージを最小限に抑える工夫をしてください。