「髪がパサパサになってしまう原因は?」
「髪のパサつきをケアする方法は?」
髪がパサパサになる主な原因は、以下です。
- パーマやカラーなどの薬剤によるダメージ
- ドライヤーやヘアアイロンによる熱ダメージ
- 洗浄力の強いシャンプーや洗いすぎ
- 栄養不足(タンパク質・ビタミン・ミネラル)
今回は、「髪がパサパサになる原因」や「髪のパサパサを治す方法」について詳しく解説していきます。
髪のパサつきでお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
髪がパサパサの状態とは?
髪がパサパサの状態とは、髪の表面をおおうキューティクルが傷つき、そこから髪の内部まで水分や栄養が十分にいきわたらない状態のことをいいます。
たとえばカラーやパーマを何度も繰り返したり、ドライヤーやヘアアイロンの熱ダメージを受けたりすることで、キューティクルがはがれやすくなり、髪の中の大切な成分が外へ逃げてしまうからです。
また、紫外線の影響や、髪に合わないシャンプーの使いすぎも、キューティクルを傷つける原因になります。
きちんとケアをしないと、こうした状態が悪化してしまうので、早めに対策することが大切です。
髪がパサパサになる原因

髪がパサパサになる原因には、さまざまな要因が考えられます。
- パーマやカラーなどの薬剤によるダメージ
- ドライヤーやヘアアイロンによる熱ダメージ
- 洗浄力の強いシャンプーや洗いすぎ
- 栄養不足(タンパク質・ビタミン・ミネラル)
それぞれの原因について詳しく解説していきます。
パーマやカラーなどの薬剤によるダメージ
髪がパサパサになってしまうのは、パーマやカラーなどで使う薬剤が原因であることが多いです。
パーマやカラーの薬剤が髪の表面にあるキューティクルを開かせて、内部に薬液をしみ込ませる仕組みだからです。
キューティクルが開いたままになると、髪の中のタンパク質や水分が外に逃げてしまい、髪が乾燥しやすくなります。
特にブリーチやデジタルパーマなど強い薬剤を短い間隔で繰り返すと、ダメージがどんどん蓄積されて、髪はさらにパサつきやすくなります。
ドライヤーやヘアアイロンによる熱ダメージ
髪がパサパサになるのは、ドライヤーやヘアアイロンの熱ダメージが大きな原因のひとつです。
熱をあてすぎると髪の主成分であるタンパク質が固まってしまい、髪がごわつきやすくなるからです。
たとえば、ドライヤーで同じ場所に熱を当て続けたり、髪が濡れたままヘアアイロンを使ったりすると、髪はとてもダメージを受けやすくなります。
ヘアアイロンはドライヤーよりも高い温度になることが多く、特に140度を超えると髪の水分が急激に失われてパサつきやすくなります。
洗浄力の強いシャンプーや洗いすぎ
洗浄力が強すぎるシャンプーや洗いすぎは髪にとってよくありません。
なぜかというと、強すぎる洗浄力や何度も洗うことで、髪や頭皮のうるおい、必要な皮脂まで奪ってしまうからです。
その結果、髪が乾燥しやすくなり、キューティクルが傷ついてパサつきやゴワつきにつながります。
たとえば、1日に2回もシャンプーをしたり、しっかり泡立てないままゴシゴシ洗ってしまうと、髪同士がこすれてさらにダメージが増えてしまいます。
また、頭皮の状態が悪くなると、新しく生えてくる髪も弱くなりがちです。
栄養不足(タンパク質・ビタミン・ミネラル)
髪のパサつきが気になる人は、栄養不足(タンパク質・ビタミン・ミネラル)が原因かもしれません。
髪の主な成分は「ケラチン」というタンパク質でできており、これが足りなくなると、髪が弱くなってパサつきやすくなります。
髪の健康にはタンパク質だけでなく、ミネラルやビタミンも必要です。
タンパク質をたくさんとっても、ミネラルやビタミンが足りないと、髪の内部でケラチンがうまくつくれません。
特に、体内で作れない「メチオニン」という必須アミノ酸は、食事からとる必要があります。
バランスの取れた食事を心がけることで、髪のパサつきを防ぐことができます。
髪のパサパサを治す方法

髪のパサパサは多くの人が抱える悩みですが、実は日々のケアやちょっとした工夫で対策できます。
今回は、パサつきやすい髪をしっとりまとまりやすい状態に導くために効果的な方法をいくつかピックアップしました。
- シャンプー・トリートメント選びを見直す
- ヘアオイルやヘアクリームで保湿する
- ドライヤーの使い方を見直す
- パーマやカラーの頻度を減らす
- 頭皮の乾燥対策・頭皮ケアを行う
- 栄養バランスの良い食事やサプリメントを摂る
それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
シャンプー・トリートメント選びを見直す
パサつきやすい髪には、しっとりまとまるシャンプー・トリートメントがおすすめです。
髪がパサパサになるのは、髪の内部の水分や栄養が足りなくなっているからです。
保湿や補修成分がしっかり入っている商品を選ぶことで、髪に潤いが戻り、まとまりやすくなります。
- ヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドなど高保湿成分が入っている
- アミノ酸系やベタイン系の洗浄成分で、やさしく洗える
- 補修成分が配合されていて、髪の内部からダメージをケアできる
- 植物オイルや天然エキス配合で、しっとりまとまる
たとえば、ヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドなどの高保湿成分が配合されているシャンプーやトリートメントを使うと、髪がしっとりまとまります。
また、アミノ酸系やベタイン系の洗浄成分は、頭皮や髪に優しいので、乾燥しやすい人にもぴったりです。
ヘアオイルやヘアクリームで保湿する
髪のパサパサが気になって悩んでいる方には、ヘアオイルやヘアクリームでしっかり保湿することがおすすめです。
髪の表面にあるキューティクルが傷つくと中から水分がどんどん逃げてしまうからです。
ヘアオイルは髪をコーティングして水分を閉じ込め、外からのダメージも防いでくれます。
なかでも植物由来のオイルにはビタミンや脂肪酸が含まれていて、髪にツヤと潤いを与えてくれます。
ヘアクリームは髪の中まで成分がしみこみやすいので、ダメージがひどい部分や乾燥しやすい季節には特に効果的です。
クリームでパックするように使うと、髪がしっとりまとまりやすくなります。
ドライヤーの使い方を見直す
パサつきの気になる髪も、ドライヤーの使い方を見直すことで対策できます。
ドライヤーの熱や長時間の乾かしすぎは、髪のうるおいを奪い、パサパサ感を強めてしまうことがあります。
しかし、正しい使い方を意識すれば、髪へのダメージを減らしながら、サラツヤな仕上がりを目指せます。
- タオルでしっかり水分を取る(髪をこすらず、やさしく包み込むように)
- 根元からドライヤーを当てる(毛先から乾かさない)
- ドライヤーは髪から10~15cm離す(近すぎるとダメージに)
- 温風は同じ場所に当て続けず、小刻みに動かす
- 全体が8割乾いたら、弱温風や冷風で仕上げる
- 仕上げに冷風を当ててキューティクルを引き締める
- 必要なら洗い流さないトリートメントを使う
ドライヤーの使い方を見直すだけで、パサつきや広がりを抑え、自宅でもサロン帰りのような美髪に近づけることが期待できます。
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パーマやカラーの頻度を減らす
パーマやカラーの頻度を減らすことは、髪のパサパサを治すために重要です。
パーマやカラーは薬剤によって髪の表面のキューティクルを開いてしまうので、髪の中の水分が逃げやすくなってしまうからです。
毎月のようにパーマやカラーを繰り返すと、ダメージがどんどん積み重なって、髪がパサつきやすくなります。
たとえば、全体染めの場合は3か月に1回、リタッチカラーなら1~2か月に1回を目安にすると良いとされています。
また、どうしても頻度を減らせない場合は、リタッチや部分染めなど、ダメージを受けにくい施術を選ぶのもおすすめです。
頭皮の乾燥対策・頭皮ケアを行う
頭皮が乾燥すると髪のうるおいも失われやすくなり、パサつきやダメージの原因になります。
まず、頭皮を乾燥から守るには、毎日のシャンプー方法を見直すことが必要です。
熱いお湯や洗浄力の強いシャンプーは頭皮の水分を奪いがちなので、ぬるめのお湯と低刺激なシャンプーを使うのがおすすめです。
また、ドライヤーを使うときは頭皮から20センチ以上離して、同じ場所に長く温風を当てすぎないように注意します。
さらに、頭皮マッサージも効果的です。指の腹でやさしく頭皮を動かすようにマッサージすると、血流がよくなり、頭皮のターンオーバーが整います。
マッサージのときは保湿ローションやトリートメントを使うと、うるおいを保ちやすくなります。
栄養バランスの良い食事やサプリメントを摂る
栄養バランスの良い食事やサプリメントを意識することで、内側から髪を整えやすくなります。
なぜなら、髪は体の栄養状態に大きく左右されていて、偏った食事やダイエットによる栄養不足がパサつきの原因になることが多いからです。
- 肉、魚、卵、大豆製品などからタンパク質をしっかり摂る
- ビタミンA、B群、Eを含む野菜やナッツ類を意識して食べる
- 亜鉛を多く含む牡蠣や豚レバー、アーモンドを食事に取り入れる
- 納豆や豆腐、豆乳など大豆製品でイソフラボンを摂る
- 食事だけでは足りない場合は、亜鉛やビタミン類のサプリメントも活用する
さらに、女性ホルモンに似た働きをするイソフラボンも髪のハリやコシをサポートします。
納豆や豆腐、豆乳など大豆製品を日々の食事に取り入れるのがおすすめです。
パサパサ髪を治す方法に関するよくある質問
パサパサ髪を治す方法に関するよくある質問をまとめました。
髪の乾燥やダメージ、パサつきでお悩みの方は、こちらもぜひ参考にしてください。
- 何をしても髪がパサパサなのはなぜですか?
- ストレスが髪のパサつきに影響しますか?
- 髪の内部まで潤いを与える方法は?
何をしても髪がパサパサなのはなぜですか?
髪のパサパサは主に水分や栄養の不足、ダメージ、不適切なヘアケアが原因で起こります。
髪の毛は適切な水分を保つことで柔らかさやツヤが出ますが、乾燥や熱、紫外線、ブラッシングのしすぎ、ヘアケア製品が合っていないなどの理由で水分が失われやすくなります。
また、体の内側から栄養が不足していると髪が弱くなり、パサつきやすくなることもあります。
たとえば、シャンプー後にタオルでゴシゴシこすったり、ドライヤーやアイロンを近くで使いすぎたりすると、髪の表面が傷ついて水分が逃げてしまいます。
また、パーマやカラーを繰り返すこともダメージの原因となります。
ストレスが髪のパサつきに影響しますか?
ストレスは髪のパサつきに大きく影響します。
ストレスは女性ホルモンや自律神経のバランスを崩し、髪の成長に必要な成長ホルモンの分泌を阻害します。
その結果、頭皮や髪が乾燥しやすくなり、髪のハリやコシがなくなってパサつきや枝毛が生じやすくなります。
- リラックスする時間を作り、趣味やマインドフルネスを取り入れる
- 食事や睡眠を規則正しく行い、自律神経を整える
- ウォーキングやヨガで血行を促進し、ストレス解消を図る
- アミノ酸系シャンプーを使い、トリートメントで保湿する
- 血行促進により栄養を髪に届けやすくする
ストレスによる髪のパサつきは、早めの対策することでケアできます。
外側からのヘアケアと内側からの体調管理を組み合わせることで、健康で美しい髪を維持することができます。
髪の内部まで潤いを与える方法は?
髪の内部まで潤いを与えるには、インバストリートメントがおすすめです。
髪がパサパサになってしまう原因は、髪内部の水分や油分が不足しているためで、表面だけのケアでは根本的な解決にはなりません。
インバストリートメントは、髪内部に水分や油分、栄養分を与えて、髪を内側から健康でコシのある状態に整えてくれます。
使用する際は、シャンプー後にしっかりと水気を切ってから、毛先から中間部分に適量をなじませることが大切です。
そして、商品に記載された時間をしっかりと放置することで、成分が髪の内部まで浸透します。
また、週に1〜2回のヘアパックを取り入れることで、より高濃度の保湿成分を髪に与えることができます。
まとめ
髪のパサつきは、原因を正しく理解し、内側と外側の両方からアプローチすることが重要です。
パーマやカラーによる薬剤ダメージ、ドライヤーやヘアアイロンの熱ダメージ、洗浄力の強いシャンプーの使用、栄養不足などが主な原因となります。
- シャンプー・トリートメント選びを見直す
- ヘアオイルやヘアクリームで保湿する
- ドライヤーの使い方を見直す
- パーマやカラーの頻度を減らす
- 頭皮の乾燥対策・頭皮ケアを行う
- 栄養バランスの良い食事やサプリメントを摂る
今回紹介した7つのケア方法を実践し、自分の髪の状態や生活習慣に合った方法から始めて、継続的なケアを心がけましょう。