キューティクルとは?傷む原因や劣化を防ぐ方法を解説

キューティクルとは?傷む原因や劣化を防ぐ方法を解説

「キューティクルって何?」

「キューティクルが剥がれると髪はどうなるの?」

キューティクルとは、髪の表面を覆ううろこ状の薄い膜で、内部を外部の刺激から守る重要な役割を担っています。

キューティクルが剥がれると、髪のツヤや強度が失われ、手触りが悪くなったり、枝毛や切れ毛などのトラブルが発生しやすくなります。

今回は、「キューティクルが剥がれる原因」や「キューティクルの劣化を防ぐ方法」について詳しく解説していきます。

美しい髪を保ちたい方は、ぜひ参考にしてください。

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目次

キューティクルとは

キューティクルとは、髪の表面を覆ううろこ状の薄い膜のことです。

髪は内側からメデュラ、コルテックス、キューティクルという三層でできていて、一番外側のキューティクルが内部を外部の刺激から守る役割を果たします。

たとえば、水分を保つ働きがあるので、キューティクルが整っていると髪にツヤが出やすくなります。

ドライヤーの熱やブラッシングの摩擦でキューティクルが剥がれることがあります。

たとえば、濡れた髪を強くこすると、うろこ状の膜が開いて内部の水分が逃げ、パサパサした感じになるのです。

また、カラー剤の影響で傷つくと、髪が絡まりやすくなる例もあります。こうしたトラブルを避けるためには、優しい扱いがポイントになります。

キューティクルが剥がれると髪はどう変わる?

キューティクルが剥がれると、髪のツヤや強度が保てなくなり、日常のダメージが蓄積しやすく、枝毛や切れ毛などのトラブルを引き起こすことがあります。

特に、熱や化学処理を繰り返すと、髪の表面が傷つきやすくなり、全体の質が低下しやすいです。

ここでは、キューティクルが剥がれると髪がどう変わるかを解説します。

手触りが悪くなる

キューティクルが剥がれると、髪の手触りが悪くなってしまいます。

剥がれると、表面がでこぼこになって、水分や栄養が逃げやすくなります。

すると、髪が乾燥しやすくなり、手触りがざらざらしたり、からまりやすくなったりするのです。

たとえば、毎日のブラッシングで髪がひっかかるようになります。

朝起きたら髪がぱさぱさで、指が通りにくくなることもあります。

また、ヘアアイロンを使いすぎると、キューティクルが傷んで、手触りが悪化するケースが多いです。

ツヤが失われる

キューティクルが剥がれると、髪はパサパサになって、ツヤが失われてしまいます。

その理由は、キューティクルが髪の表面を覆ううろこ状の膜で、内部の水分や栄養を守っているからです。

この膜が剥がれると、髪の中身がむき出しになり、乾燥しやすくなります。

結果、髪の表面が乱れて光をきれいに反射できなくなり、ツヤがなくなってしまうのです。

枝毛や切れ毛が発生しやすくなる

枝毛や切れ毛が発生しやすくなる

キューティクルが剥がれると、枝毛や切れ毛が発生しやすくなります。

たとえば、毎日のブラッシングやドライヤーの熱でキューティクルが傷つくと、髪がパサついて絡まりやすくなります。

そこに紫外線が加わると、毛先が裂けたり途中で切れたりする枝毛や切れ毛が見られるようになります。

また、カラーやパーマを繰り返すと、キューティクルがさらに剥がれ、髪が乾燥して広がりやすくなる例もあります。

キューティクルが傷む原因

キューティクルが傷む原因

キューティクルが傷む原因は、以下の通りです。

キューティクルが傷む原因
  • 濡れた髪への摩擦によるダメージ
  • ドライヤーやヘアアイロンの熱ダメージ
  • パーマやヘアカラーなどの化学処理
  • 髪の自然乾燥

それでは上記の原因についてそれぞれ解説していきます。

濡れた髪への摩擦によるダメージ

濡れた髪に摩擦をかけると、キューティクルが傷みやすくなるので、注意が必要です。

髪が濡れた状態で摩擦が起きると、キューティクルが剥がれたり、髪の内部の成分が失われたりして、ダメージが進みます。

毎日の生活で知らずに負担をかけてしまうことが多いです。

具体例として、以下のような事例があります。

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状況ダメージ影響結果
髪が濡れたまま寝る枕との摩擦でキューティクルが傷つく枝毛やパサつきが増える
濡れた髪を強くブラッシングキューティクルが剥がれやすくなる切れ毛や髪のもろさが進む
タオルでゴシゴシ拭く摩擦によるキューティクルの損傷髪の表面がざらつく、傷みやすくなる
濡れた髪を引っ張りすぎる髪が極度に伸びて戻らなくなる切れやすい髪になる

だからこそ、濡れた髪にはやさしく扱い、摩擦を減らすことが大切です。

ドライヤーやヘアアイロンの熱ダメージ

毎日のヘアスタイリングで、ドライヤーやヘアアイロンの熱ダメージを気にしている人は多いです。

熱が髪の表面にあるキューティクルを弱くするからです。

キューティクルは髪を守るうろこ状の層ですが、高温で柔らかくなり、こすれや摩擦で剥がれやすくなります。

これにより、髪の内部の水分が失われ、ツヤがなくなってしまうのです。

ドライヤーやヘアアイロンの熱ダメージの事例

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事例原因症状対策例
高温ヘアアイロン使用160℃以上の熱で強く挟むキューティクル剥がれ、枝毛温度を160℃以下にし、短時間で優しく扱う
ドライヤー近距離使用熱風を近くで長時間当てるパサつき、タンパク質変性15cm以上離し、動かしながら乾かす
濡れ髪にアイロン水分蒸発による熱爆発キューティクル開き、内部破壊しっかり乾かしてから使用
摩擦多めのスタイリングアイロンを強く滑らせるキューティクル乱れ、ごわつき摩擦を減らすよう優しく動かす

このように、熱ダメージを防ぐことが、キューティクルを守り、髪の健康を保つ鍵です。毎日のケアを見直してみてください。

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パーマやヘアカラーなどの化学処理

パーマやヘアカラーなどの化学処理をすると、キューティクルが傷みやすくなり、髪がぱさついたり枝毛ができたりして悩みが増えます。

化学処理で使う薬剤がキューティクルを開いてしまうからです。

キューティクルは髪の表面をうろこ状に守っていますが、薬剤の影響で密着力が弱まり、はがれやすくなるのです。

パーマやヘアカラーなどの化学処理の事例

スクロールできます
事例内容症状
パーマをかけた人薬剤と熱で髪の形を変える処理をしたキューティクルが弱くなり、髪が乾燥してチリチリになった
ヘアカラーを
繰り返した人
色を入れるためにキューティクルを開いてメラニンを破壊枝毛や切れ毛が増え、ツヤが失われた
パーマとカラーを
同時にした人
両方の薬剤を同じ日に使用髪の内部までダメージが及び、ぱさつきがひどくなった

このように、化学処理はキューティクルを傷つける原因になります。

髪の自然乾燥

髪を自然乾燥させるのは、キューティクルを傷めてしまうのでおすすめできません。

その理由は、濡れた髪の状態が長く続くからです。

髪の表面にあるキューティクルは、水にぬれると開いてしまいます。開いたままだと、摩擦や乾燥で髪の内部のうるおいが逃げて、傷みやすくなります。

髪の自然乾燥

自然乾燥を続けると、キューティクルがはがれやすくなり、パサつきや枝毛の原因になるのです。

たとえば、毎晩お風呂あがりに髪を乾かさずに寝てしまうと、朝起きたとき髪がゴワゴワして、ブラシが通りにくくなります。

また、自然乾燥を繰り返すと、髪のツヤがなくなり、切れ毛が増えてしまうことがあります。

キューティクルの劣化を防ぐ方法

キューティクルの劣化を防ぐ方法

キューティクルの劣化を防ぐ方法には多くのものがありますが、今回は代表的な4つをピックアップしました。

キューティクルの劣化を防ぐ方法
  • ドライヤーで素早く髪を乾かす
  • カラーやパーマの頻度を控える
  • トリートメントで保湿ケアをする
  • 紫外線対策を徹底する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ドライヤーで素早く髪を乾かす

ドライヤーで素早く髪を乾かす

ドライヤーで素早く乾かすためには、タオルドライをしっかり行い、根元から温風を当てて仕上げに冷風を使うのがおすすめです。

素早く乾かすことで、髪へのダメージを抑えることができます。

具体的には、タオルで優しく水分を拭き取ったあと、ドライヤーを10~15cm離して根元から当てます。

次に弱温風で全体を整え、最後に冷風でクセを固定しましょう。

毎日の入浴後にこの手順を実践すると、乾かす時間が短くなり、髪のパサつきを防げます。

キューティクルの劣化を防ぐ方法
  • タオルドライをしっかりする:水分を優しく拭き取り、ドライヤーの熱を当てる時間を短くします。
  • 根元から乾かす:毛先への熱ダメージを最小限に抑えられます。
  • 温風を同じ場所に当て続けない:熱が集中せず、キューティクルを守れます。
  • ドライヤーを髪から10~15cm離す:熱の影響を和らげます。
  • 仕上げに冷風を使う:髪を冷やしてキューティクルを整えます。
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カラーやパーマの頻度を控える

キューティクルの劣化を防ぐために、カラーやパーマの頻度を控えることがおすすめです。

カラーやパーマは髪の表面にあるキューティクルに負担をかけて、開いたり傷ついたりする原因になるからです。

頻度が高いと、髪の内部のうるおいが失われて、乾燥や枝毛が増えてしまいます。

たとえば、2~3ヶ月に1回のペースに抑えてみてください。

美容院で髪の状態を相談しながら、間隔を空けるようにすると、髪の負担が軽減されます。

毎月のように繰り返すのを避けると、キューティクルが守られやすくなります。

トリートメントで保湿ケアをする

トリートメントは髪の内部に働きかけてダメージを補修し、キューティクルを整える役割があります。

保湿ケアの方法として、まず毛先にトリートメントをなじませ、その後髪の中間部分に塗布します。

パッケージに記載された時間どおり放置してから、しっかりとすすぎましょう。

週に1〜2回は濃厚なトリートメントを使用して集中的にケアを行うことで、乾燥しやすい髪も滑らかになります。

また、ドライヤー前にはヘアオイルを少量取り、髪全体に薄く塗布すると熱ダメージからも髪を守れます。

紫外線対策を徹底する

紫外線はキューティクルという髪の表面をおおう薄い皮をこわし、髪の内部から水分や栄養分を流出させてしまいます。

顔の2倍以上の紫外線ダメージを受けているため、髪にも紫外線対策が必要になります。

おすすめの紫外線対策
  • UVカット機能付きの帽子や日傘で直接的に紫外線をさけましょう
  • 髪用の日焼け止めスプレーを10センチはなして使用します
  • 紫外線が強い10時から14時の外出をひかえめにします
  • ポニーテールやお団子ヘアで紫外線にさらされる面積をへらします
  • 分け目を日によってかえてダメージを分散させましょう
  • UVカット効果があるヘアオイルやトリートメントを活用します

上記の対策を組み合わせることで、キューティクルの劣化を防ぎ、うつくしい髪を保つことができます。

キューティクルに関するよくある質問

キューティクルケアについて気になる疑問と、その解決方法をわかりやすく解説します。

キューティクルに関するよくある質問
  • ヘアオイルは毎日したほうがいいですか?
  • ヘアブラシの選び方でキューティクルを守れますか?
  • キューティクルが開いた状態をチェックする方法は?

ヘアオイルは毎日したほうがいいですか?

ヘアオイルは毎日使ったほうがいいです。

ヘアオイルが髪の表面をコーティングして、キューティクルを保護する働きがあるからです。

毎日の使用で、乾燥や摩擦によるダメージを軽減し、髪のうるおいを保ちやすくなります。

ただし、髪質によっては重たく感じる場合があるので、適量を守ることが大切です。

たとえば、お風呂あがりにタオルドライした髪に少量のヘアオイルをなじませてからドライヤーを使うと、熱からキューティクルを守れます。

朝のスタイリング時にも使えば、一日中髪がまとまりやすくなります。

ヘアブラシの選び方でキューティクルを守れますか?

適切なヘアブラシを選ぶことで、キューティクルを守ることができます。

一方で、ブラシによっては静電気を起こして、キューティクルを傷つけてしまうことがあります。

おすすめのヘアブラシ
  • 天然毛ブラシ:豚毛や猪毛は静電気が起きにくく、ツヤ感を出せます
  • 密度の低いブラシ:特に多毛の方には、静電気が起こりにくいタイプが効果的です
  • トルマリン配合ブラシ:マイナスイオンを放つ成分で、やさしくブラッシングできます

硬い髪質の方は猪毛、細い髪質の方は豚毛を選ぶと良いでしょう。

キューティクルが開いた状態をチェックする方法は?

指で髪を触ることで、キューティクルが開いているかどうかを簡単にチェックできます。

手触りでの確認方法
  1. 髪の毛を一本取り、親指と人差し指でつまみます
  2. そのまま髪の根元に向かって指をスライドさせてください
  3. 指を滑らせた時に引っかかる感じがあればキューティクルが正常な状態です
  4. すーっと滑らかに指が進む場合は、キューティクルが剥がれている状態です

また、やや多めの毛束を手のひらに乗せて、健康毛である根元と毛先を比較します。

毛先のパサつき感を感じるほど、キューティクルが傷んでいる可能性が高いです。

定期的にチェックすることで、髪のダメージを早期発見し、適切なケアにつなげることができます。

まとめ

キューティクルを健康に保つためには、傷む原因を正しく理解し、適切な対策を実践することが重要です。

今回紹介したキューティクルの保護方法を参考に、ドライヤーでの素早い乾燥やトリートメントによる保湿ケアなどを習慣化しましょう。

髪の状態は日々の少しの心がけで大きく変わります。

今日からできるケアを始めて、自信の持てる美しい髪を目指してください。

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